2009年11月6日金曜日

みえちゃんの、思い出。

今の私を知っている人に、しゃべったら、きっと、おなかを抱えて笑われるか、うっそ~!!。と、驚愕の声を浴びせられるかもしれないけど、幼いころ、私は、とっても、ひ弱な、女の子だった。小児喘息。アレルギー体質。寒冷ジンマシン。春先になって、緑の芽がほころびはじめると、毎年、おなかを壊し、病気になった。家庭不和がちょっと、(というか、かなりの時もあったけど)あったので、家族がもめると、心と体の内側が、ざくざくに、傷ついた。

小学校入学の時は、近くに、まだ、分校ができていなくて、ひ弱な女の子の足には、激しく厳しい登り、下りのある道を30分以上、上級生の歩調に合わせて、ひーひー歩いて、集団登校していた。
クラスでも、無口で、友達をどう作っていいかわからなかった私に、スーパーヒーローのように、登場してくれたのが、みえちゃんだった。給食で出てくる、普通サイズのコッペパン(なんて、今 言うんだろうか)ひとつを、一人で食べられなくて、残すと先生に怒られるので、毎日、みえちゃんが、私の分を、半ぷん余計に食べてくれた。(がっちり、あねごタイプの子だったし、食べたかったのかもしれないけど。。)

最高のタイミングで、いつも、私のパンを取り上げて、『大根を半分にちょん切っちゃうぞ~!』って、大声を上げて、パンを、ぱこ~~っと、半分にして、見比べて、ちょっと小さい方を私に返してくれていた。にこって笑って。 

2年生になった時、家から、徒歩10分弱のところに、分校ができて、離れ離れになったみえちゃん。それ以来、会ったことありません。でも、今でも、ちゃんと、思い出せる。覚えてる。
助けてくれてありがと~。

その分校で、出会った先生のせい(おかげと言いましょう。)で、おしゃべりで、何時も人前にいるのが平気になった私。人間って、進化、変化、成長、するのです。

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