2010年3月25日木曜日

英語の世界。。。名前。固有名詞。発音。初級編。

北米(英語)社会での、お話しを、一つ。

ここでは、目上の人を、職場の責任者(Manager)でも、GM (ジェネラルマネージャー)でも、社長 (President/CEO-Chief Executive Officer)でも、みんな、First Name (名前)で、呼び、声をかける時に、肩書きを声に出しては言わない。 私の、直接のスーパーバイザーは、Edward (呼び名は、Eddy) コンファレンスの、GMは、Leslieして、センターの、社長は、Mary 。。。 日本人の私は、はじめは抵抗があったけど、今は、ふつ~に、名前で、声かけ、呼んでる。 Mr. Ms. Sir. Madam..だのも、つけない。

声かけ。。で言えば、子供も、みんな大人を名前(First Name)で、呼ぶ。
(家族に対しては、Mom, Dad, Grand-ma, Grand-paって、呼ぶ。でも、兄弟は、お兄ちゃんでも、お姉ちゃんでも、呼び捨て。)
私も、Akariが、小さい頃、友達の、Sarahが、Akari に、『What is your mom's name?』って、聞いたあとに、私に向かって、大声で、Meiko~~!って、声かけてきたときは、最初は、ちょっと、びっくりした。 

時に、日本人が Mr. Miss. Mrs. Ms. を、Mr. Bob とか、Ms. Julie とか、初対面の人の First Nameに、つけて、呼ぶけど、あれは、正しい使い方ではありません。 知り合い、友達に、なって、その後で、何かの、含みを暗黙にこめて、そういう呼び方をすることはあるけど。。。 Mr. Mrs. Miss Ms.と言ったら、Last Nameを続けて言う。。あるいはフルネームを続ける。。が、基本です。さもないと、ちょっと、おかしく聞こえます。 

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子供達は、学校では、先生を呼ぶ時は、必ず、Mr. Mrs. Miss +苗字。(敬意が表れた呼び方。) (もちろん、子供の間では、先生には色んなあだ名が付いているけど。。) 学生が先生や、教授を、名前で呼ぶことはありません。必ず、Mr.とか、Professor+苗字。。 ビジネスの間がらでも、関係によっては、Mr. Mrs.をつけて呼ぶ。 例外としては、ESL、英会話スクールの、教室。先生に、親近感を持たせるためか、生徒に、名前で、呼ばせることがほとんどかな。

私の職種は、コンファレンスのオーガナイザーが、大学教授であろうが、病院の院長であろうが、社長、会長でも、最終的には、名前で、呼び合う仲になることが多い。。。。向こうも気軽に、『Meiko!』って、呼んでくれる。一番最初の、レターや、メールは、Mr. Mrs. Dr.Professor。。と、始まるけど、そのうち、気軽に呼び合えるようになることがほとんど。。。Mr.Dr.あるいは、Prof.づけで、その人のエグゼクティブアシスタントが呼んでいる場合は、それに、準じる。 去年、イギリスから、王室の方 (Price Edward様)が、いらっしゃった時だけは、全てのコミュニケーションに、HRH (His Royal Highness)が、必ず付いたけど。。プリンスエドワードと、庶民が呼び捨てにしてはいけないのです。。。。

そうそう、わが職場で、名前で呼んだら、いけない人が、一人。。居ました。それは、シェフです。
キッチンの最高峰の、エグゼクティブシェフだけは、名前で呼んではいけません。 Chef と呼ぶのが、礼儀だそうで、私は、入社早々、それを、教わったから良かったけど、知らないで、First Nameで、呼んでしまい、お小言食らったカナダ人も、何人も居ましたです。。
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Last Name - 苗字。 First Name - 名前。
そして英語で、『Name』とだけ、使うときは、暗黙に、名(First Name)を指します。。

昔、スキー研修を送ってくれている学校が、ゼッケンに、ラストネームを、アルファベットで、書いてきてて、スキーのイントラが、全員の名前(と思って)を、ラストネームで覚え、ラストネームの呼び捨てで、レッスンを何日もしてしまい、最後の、終了証を書き込むときに、それが、彼らの名前ではなく、姓。。だったことに気付き、イントラ全員が、え??って、固まってしまったことがありました。 私も、その実情に気づくのが遅かった。。。。イントラ達には、日本の習慣を話し、日本の学校サイドの先生には、お願いして、翌年から、ゼッケンの、胸のほうには、名前、背中のほうには、姓を書いてきてもらうように、調整した事がありました。 (些細な事なんですが、こういうところに、異文化のすり合わせがあり、双方向理解が大事だったり、必要だったりするんです。)

学生達は、日本の教室では、名前じゃなくて、苗字で、呼ばれているから、英語のイントラに、ファーストネームで、呼ばれるのが、恥ずかしそうで、うれしそう。。だったりします。
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英語を学ぶとき、英単語の意味する事柄を、キチンと知る。この事が、発音と同時に、とても大切です。

日本からの、学生には、何時も教えていますが、5本指の手袋は、『Glove』。 5本に指が、分かれていないのは、『Mitten』。 日本語はどちらも、手袋。。ですが、Glove と、Mittenを、間違えて使うと、????って顔されます。 フライパンと、鍋 くらい、あるいはそれ以上の違いです。

他にも、日本語が、変なカタカナの呼び名をつけていることで、現地の英語を学ぶときの妨げになる言葉が、いくつもあります。

『ホチキス』 は、Staplerと言います。そして、『ホチキスの針』を、Stapleと言います。
『セロテープ』も、Scotch Tapeと言わないと通じない。 
『スキーのストック』は、『Ski Pole スキーポール』といい、『ビンディング』は、『Binding バインディング』と、発音します。

日本の、英語教育の前に、カタカナ日本語の歴史および、語源教育を、もっとすると良いかもしれませんね。 カステラの語源は、オランダ語とか、この言葉は、ドイツ語が、語源とか、この単語は、英語の音を、いいやすいカタカナに変換している言葉。。とかいう知識があると良いと思います。 使える英語を身につける際にも、必ず役に立ち、助けになります。

それに、今の日本のカタカナ短縮言葉も、海外では通用しません。。 たとえば、リストラ。 これは、Restructure 再編成、再検討、再構築。。の意味で、日本語のように、直接的に、首切り、人減らし。。という意味だけでなく、もっと大きな構想の話を意味します。。その結果、仕事を失う。。って形が付いてくる人もいるけど。。スキーのイントラも、単語短くして呼ぶことはなく Ski Instructor あるいは、Ski Pro と呼ばれます。

私がコーディネートしていた、学生プログラムでは、カタカナ英語を、”Japanglish”となずけ、カタカナ発音と、英語発音の双方を、比べて、教える時間を設定したりしていました。
ありとあらゆる、カタカナ日本語の単語を、英語で、発音する練習です。 カレンダーを、Calender. カメラを、Camera、テレビを、TV ドアを、Door。。トマトを、Tomato。。。ハンバーガーを、Hamberger。。などなどなどなど。

実はすでに、学生は、使える英単語を、沢山カタカナ日本語で、知っている。このことを気付かせ、これを、英語に、Localization する練習です。 これは、結構、学生も、面白がって食いついてきました。 カタカナは、日本語だ!カタカナでなく、英語は、Alphabetで、しゃべろう。。。というコンセプトで、始まりました。

(特記-カナダ英語と、イギリス英語、そして、オーストラリア、ニュージーランド英語は、単語からして、違いますから、それは、それで、注意が必要。 例えば、ズボンや、スラックスは、カナダでは、パンツ (Pants) というけど、イギリスでは、トラウザーズ。(Trousers) イギリスでは、Pantsは、日本と同じで、下着のこと。カナダでは、下着は、Underwearと言います。 ケチャップは、カナダでは、Tomato Ketchup。 でも、オーストラリアでは、Tomato Sauce と言うそうです。) 

発音を言うと、グローバライゼーションの骨頂、ハンバーガーショップで周知の、McDonald は、一番英語の音に、近いカタカナ表記をしたら、マクダナル (クは、小さく、ダを大きく発する)。 コーラは、コウク。クは、KUの、Uは小さく発音。う。の音は、ほとんど聞こえない。。 (カナダで、コーラを頼む時は、必ず、Cokeか、Pepciか、確認されますが。。 Pepciは、飲むけど、Cokeは飲まないとか、その反対の人とか、結構、いるんですよぉ~。) トマトは、トメイトゥ。。。。。。。(最初から、もっと、本物の音に、近いカタカナ書きにしておいたら 日本人の苦労は少なかっただろうにね。。。。。ローマ字ヘボン式読み。。が、今となっては、日本人に、大きなあだとなってるなぁ。。)

カナダの日本食のレストランで、お客さんが、『May I have another bowl of rice, please?』 (Rice <ごはん>のお変わりをちょうだい。)』って、頼んでいるのを、スタッフが、大きな声で、キッチンに、『ライスお変わりですぅ~~』ってカタカナで言わない方が賢明です。なんでって、カタカナ日本語では、『Lice』に聞こえ、Liceは、シラミの複数形。。。 『ごはんのお変わりお願いします。。』って日本語は、日本語で、ちゃんと言った方が、絶対的に、聞こえが良いです。。そして、そのご飯のお代わりを、お出しするときに、『Here is your lice!』 なんて、言っちゃったら、超~~やぱいです。。。。日本食レストラン関係で、働く方々におかれましては、Rの発音ができることは、必須!です。(ある意味、マナーかも。)

Right (右)と、Light (光)、Collect (集める) と、Correct (正す、直す) 日本人的には、同じカタカナ表記になってしまうので、区別が難しい。でも、英語の世界では、似ても似つかない、別の言葉です。ちゃんと、正しい音 (唇、舌をちゃんと英語人風に使って。)に出来ることが、基本です。
あと、練習が居るのは、Bと、Vです。 Banana Shakeと、Vanilla Shakeを、ちゃんとオーダー仕分けられたら、合格です。  

こういう、単語を書き綴っていって、いろんな失敗談をくっつけて、現実的に、書きためていったら、そこいらの辞書より、ちょびっと面白い、小さな本ができそうな。。。。。。。。。。。。
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土曜日に、家族で、日本国に、上陸します。 約2週間、お邪魔し、生息させていただきます。。。。
暖かく、送り出してくれる同僚と、お留守番任せられる友人と、暖かく、迎え、受け入れてくれる全ての人に、感謝ですぅ。 何を見て、何を感じて、何を食べて、何をしゃべって、どんな時間を過ごせるか、とても楽しみです。

よって、ブログは、すこし、(かなり?)ペースダウンすると思われます。。。。。。この期間中会える人も、会えない人も、カナダでお留守番チームの人も、元気にお過ごしください~。

4月中旬頃から、キャッチアップしますですぅ。

3 件のコメント:

ジョ~ さんのコメント...

へー、じゃーうちらとは成田で入れ替わりですね。
うちらは10日に直行便で飛びまーす。

それはそうと、トマトですが、これをトメイトゥと発音するのは英語圏の中では少数(人数ではなく国の数でって意味ですが…)ですよ。
これがカナダの不思議なところだと私は思うのですが、表記は英語なのに、発音は米語…。
個人的には、イギリス連邦(もしくはイギリスの息のかかった国)の中では、カナダはかなり特殊なほうだと思いますよ。(それにしても、「イギリス」ってどこから来た言葉なんでしょうね?)

匿名 さんのコメント...

またまた下書きが溜まってしまいますね。
楽しんできてください。

“+”

小粒 さんのコメント...

ジョ~さんへ。そうそう、イギリスって、いうカタカナ日本語の語源は、なんだろうね?

"+"さんへ。。
東京は、まだ、寒いです。桜は、2-3分咲き。街ゆく人は、真冬の格好。。 ダウン来ている人すら。 今週中からは、暖かくなるような予報です。下書きは、今回は、ノートにしたためていますが、いやはや、無尽蔵な量になりそう。。。。
帰ってから、えりすぐり作業が大変だぁ。