2010年4月5日月曜日

二つの故郷。  

最近は、日本に、Vacationで、一時帰国するときも、『日本に帰る』 
そして、カナダに戻るときも、『カナダに帰る』

どっちにも、帰る。 
二つの言葉。 二つの文化の中で、あっちに行ったり、こっちに行ったりしてきて、少しづつ、度量というか、キャパシティーというか、人としての幅が、広がりつつある実感。 (は、あり。勘違いでないことを祈る。)

母が昔よく言ってた。 『無駄が、人生の幅を作る』

言い換えれば、何を経験しても、無駄なことは一つも無く、全ては、人生の養分になる。。って事だ。
たしかに、日本という器を出て、祖国を客観的に見られるようになった部分も、多々感じるようになってきた。

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今回の日本滞在は、いつもの様に2週間強。。 ありがたいことに、今までに無く、数多くの友人と再会できるチャンスに恵まれている。
不思議なことに、今年は、今まで以上に、違和感なく、すんなりと日本の気候、風土、食事、環境に、フィットしている自分がいる。 なんだか、20数年も、カナダに住んでいる自分が、まるでうそのように、ずっと、日本に暮らしていたと錯覚を起こしそうなくらい、自然体で、なじんでいる。 (いつの春になく、寒さが続いていたから、カナダに近いんだろうか???)

年齢を重ねて、経験値があがると、環境の変化に対しての適応力があがるんだろうか??と、言ったら、母も、友達も、『それは、普通は、反対だね~~。』とのお言葉。。。

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日本はゆれている。 (地震で。。って意味じゃなくて。)
-普天間基地問題。
-高校授業料実質無料化問題。
-就職、失業問題。
-年金制度、その他の社会保障問題。
-核家族、医療、教育問題。
-そして、日常茶番劇状態の、政治家などなど、著名人の不正、不義理、不審??行動。。。。。。

数多くの、庶民が、『このままで良いのか?日本!?』と、憂い始めている。
『このままじゃ、いけない。何か、行動を起こさないと。。』と、草の根レベルの、多くの常識人、一般人が、思い始めている。 

たぶん、こんなに、政治が、庶民の関心を集めているのも、戦後復興以降、初めてかもしれない。

マイナスきわまりない、国や政治に対する評価や、批判、疑問ばかりが、世間にあふれているように、メディアを見ていると、感じさせられてしまう部分は、否めないけど、同時に、実際の世の中には、これからを、どうしたら良いのかを、前向きに、思い始めている、無数のプラスの、パワーが、ふつふつと、蓄積し、まもなく溢れだしそうな勢いも、存在している。 何かが、大きく動き出す。そんな時へと、向かっているようです。

日本がんばれ。

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