2010年5月16日日曜日

小粒が習った、実用英語術。 2歩目の巻。

ちゃんと、聞き取る事。そして、目標を持つこと。。それが、一歩目。。っていうような、記事を以前に、書いたので、今日は、2歩目の、お話です。

Van Westという、今は、大きな語学学校 (当時は、家庭教師から始まったばかり。。)で、Beverlyという先生から、発音を厳しく指導された私。。 (指導は厳しかった。私が、その厳しさに匹敵する早さで、上達したかは、別問題ですが。)

振り返って、今考えたり、周りを見ると、彼女は、他にも、上達のコツを、教えてくれていました。
中でも、一番、私にとって、役に立った、助言。

それは、一つの単語を、膨らませて、なるべく長い文章にして話す練習。。。。です。

昔、観光客の方たちに、ガイドさんが、『英語に、自信の無い人は、目を、見て、知っている単語 プラス、PLEASE! で、何とかなる。。』と。。話す光景を数多く見かけました。。。

例えば、レストランで、 ビールが欲しかったら、ウエイトレスさんの 目に、訴えかけるようなまなざしで、 『Beer Please』で、OK! って。

たしかに、一生に一度の旅なら、
朝、目のあった人には、 『Hi!』 『Good Morning』から始まって、
レストランでは、Menuを指差して、 『This one Please』
お勘定の前には、『Check please』
タクシー頼むのも、 ホテルの人に 『Taxi Please』
目的地は、メモに、書いて、それを見せたり、場所を伝えて、 『Lake Louise Please』
みやげ物やでは、物を棚からとって、キャッシャーに持っていって、お金出しておつりもらうだけだから、会話は要らず。。。まさに、『Hi』 『Please』 『Thank you』だけで、くぐれる。
『Bye!』 『Good night!』まで、多分、単語とPleaseで、いけちゃいます。

突発事件や、怪我、病気が無ければ、これで、オーライ。。。。です。

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でも、お客さんを、案内する立場だったら、これではダメだし、英語圏に生活するためには、次なるレベルに、シフト転換しなくてはなりません。。

Beverlyは言いました。
例えば、『Water Pleae』 (水を下さい)と、レストランで、頼みたかったら、己の、能力の限りを駆使して、単語を増やせ!というものでした。

『More water please!?』 単語3つに。
『May I have a glass of water please』 単語8つに!
『Would you please bring a glass of water for me?』 単語10個に。
『Whenever your convenience, could you please bring a glass of water for each of us?』 単語15個!

どれも、『Water Please』 水が欲しいという意思表示という意味では、大意は同じ。
でも、それを、砕いて、細意を、キチンと伝えられるように、(だれが、いつ、何を、どんな風に。。を足していく。。)単語を増やせ。。という意味だと、私は解釈しています。

日本人は、『水くれ~』と、言ったら、お店の人が、グループ全員に、水を、サービスしてくれると想定して (日本の常識から?)いますが、こちらでは、 『May I have..』で頼んだら、あなたに、グラス一杯しか出てきません。 『May we have..』か、『for all of us』と、ちゃんと伝えることが必要。。(日本の文化、常識を想定していると、年がら年中カルチャーショックという壁にぶち当たりますよ。)

(余談-これは、中国でも、同じでした。大学卒業旅行で、中国に行ったとき、グループに、東大で中国語を専攻してた、りっちゃんという子がいて、彼女が、レストランで、『我要茶』 (ウォヤオチャァ-お茶を下さい。。。。)って、頼んだら、彼女に小さな湯のみ一つお茶が出てきて、 あ!って、彼女が 『我面要茶』 (ウォメンヤオチャァ) 私たちにお茶を下さい。。と頼みなおしてくれたんですぅ。。)

逆もおかしな時があります。 私が、コンファレンスの仲間と、日本食のレストランに、行って、食事後半に、仲間の、Jocelyneが、『May I have another glass of water?』と、頼んだのに、英語の不自由なウエイトレスさんだったのか、日本の常識が、先走ったか、全員に、水のお代わりを持ってきて配ろうとして、殆どの人に、『NO, I don't need it!』と、断られる場面。。などです。。(けっこうあります。。こういう不具合。)

英語は、単数、複数系を含め、Me, You,  We, 。。と、誰の考え、誰の要求か、など、個人主義が強く、日本語と違うところに、強い意味が含まれていることが多いので、単語を増やすのも、ちゃんと、単語一つ一つの意味に 留意して増やさないといけませんが。。。。

最近は、日本人は、なんでも、かんでも、言葉を縮めて、コミュニケーションしますよね。
『パネエ。』という言葉がはやっているとか。 なんでも、『パネエ』 『パネエ!』って、若い女の子が、使うらしい。 (半端じゃ無いー ハンパネエが、短縮されたらしい。)

めちゃめちゃカッコいいとか、すごくおいしいとか、そういう 『強調』に、使う単語だって。

関係ないけど、こういう、短縮語の氾濫の中のこういう世代の子が、日本を出て、英語に限らず、第二言語で、地球を舞台に、活躍するのに、あたり、知らないうちに、自分たちが越えるべきハードルを高くしちゃったり、難しくしちゃったりしてるんじゃないのかなぁ。?? (あ、あんまり、世界に、外国に、興味の無い、若者が、増えてる。。ってのも、事実なら、さして、支障も、関係もないのかもしれませんが。。)

英語をさらに、今の自分のレベルより、磨きたい皆さん。
何を、具体的に伝えたいのかの、意味を砕いて考える。 意味を細かく伝えられる単語を増やす。。 あとは、めんどくさがらすに、単語を沢山、並べて使って見ることです。。。(ま、ある意味、これも、私の持論、なんでも、じたばたすべし~。の一つです。)

2 件のコメント:

M さんのコメント...

『パネエ』知らなかった…

『ヤバい』がほめ言葉だと知ったのも、去年くらい…

日本に住んでてもこれだもの~

小粒 さんのコメント...

たまたま、TV Japanで、見たんですよ。
メディアの情報発信力には、国境はないんだよね。。。逆に、恐ろしい~。