2012年8月27日月曜日

Let's do self-examination! 自分自身を見つめなおそう。

2012年8月。

地元の日本人をはじめ、日本に居る、カナダとつながる沢山の人を、及び、Facebook上で、つながっている、沢山のカナダ人をも、驚かせたり、がっかりさせたり、悲しませたり、怒らせたり。。 

この小さな町のコミュニティーに、かなりのフラストレーションを巻き起こす小さな事件がありました。

それは、この町に住む、三人のWorking Holiday Makerさんと、その他 Visitor ? 二人の、合計5人の日本人の若者が、ユネスコの世界自然遺産にも認定されているこのカナディアンロッキー四大公園の中にある、我が町を見下ろす4つの山の峰の一つの、ランドル山の頂きに、自分の登頂を記念したかったのか、自らの名前を、それぞれに、8月11日に、落書き(Graffiti)し、数日後にその場を訪れた、やっぱり地元の日本人の若者が、あまりに愕然として、写真を撮って持ち帰り、Facebookに、アップ。。。

これが、コミュニティーに動揺を生んだ、始まりです。

あっという間に、沢山の人がその写真を シェア。 (私もその一人です。) そのそれぞれのシェアに、つながる人々が、口々に、『批難』や、『批判』と、取れる、コメント、はたまた、それを見た人自身の、不快感だけを、ぶつけるような、コメントを投稿しまくりはじめていました。

強制退去だの、強制送還だ。。たのという言葉を、書いている人も見受けられました。

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皆さんは、自分の大切にしている人や、物、家、宝物を誰かに汚されたら、どうしますか?

大きな落書きが、家に書かれたり、自分の大切な子供の顔に、他人の名前がいつの間にか、刺青されたら、(って、こんなことはないでしょうけど。。) 公的機関、一般的には、警察にリポートしますよね。

会社では、(私の働いているバンフセンターは、厳しいです。) 危険物、壊れているもの、壊されているもの、(はたまた、言葉での暴力をも含めて)、社員の、精神的な安定を犯し、ルールに違反している物事や、行動、破損物などは、即刻、Security & Safety Departmentに、レポートします。

私は、心から、この場所の大自然を大切に思っており、地元民だけならず、世界の全ての人々のための、世界自然遺産なる、この山の、それも、もっとも神聖なる、頂きを、汚されたシーンを見てしまい、その実行者が、日本人であろうが、なかろうが、黙って見逃すことが、どうしても、どうしても、できませんでした。

同時に、いや、瞬時に、『もし、この子らが、私の娘、息子だったら、首根っこつっかまえて、パークスに謝罪に突き出すし、おしりひっぱたいてでも、消しにも行かせるだろう。』と、愛情に根付いた?肝っ玉母さん系の、自分のイメージが、強烈!!に浮かびました。

その写真を見て、かなりカツンと、来ていた私は、深く考える前に、シェアして、広め、自分につながる200人以上の人の目に触れる。。という技を行ったので、その責任を取ることも、含めて、だれに、どう、レポートを出すべきか、バンフの町役場がらみの有識者に、相談しました。

(深く考える前に、シェアして、写真を広めた行為は、私につながっている、何人ものカナダ人の中にも、大きなストレスと、Anger―怒り。。を生んでいました。 その人たちには、今、個人的に、説明を繰り返しています。) 

コンタクトした、彼女からの、最初の連絡は、すばやい連絡をありがとう。 今、一番大切なことは、一刻も早く、そのGrafitti を、消し、綺麗にすること。 なぜなら、そのまま放置されたら、同じような、Bad Behaviourを、Copy する人が、出てきてしまう。。。というものでした。そして、Parksの、誰に連絡を入れるべきかを、示唆してもらいました。

その時すでに、ローカルの若者二人が、すぐさま、週末に、消しに行く。。と、Facebookで、書いているのを見たので、そういう、Cleaning Activityの、計画もされていることを含めて、私が、Facebookから、読み取れる名前をはじめ、出来事の事実のみを、パークスの、担当の人に、レポートしました。

パークスから、すぐさまに、メールが来て、事実の報告をありがとう。清掃業務を助ける、行うのは素晴らしい。が、必ず、安全の域を超えず、(Do not exceed your own comfortable level..) 無理な手伝いはしないように。。という、助言をも頂きました。

この週末の土曜日に、地元の若者二人が、落書きをした張本人を二人エスコートして、清掃登山に向かい、できるだけの、努力をして、無事に下山しました。

清掃登山に行く前に、若者の一人のYuki君には、Parksからの助言を伝え、絶対に安全に、行って帰ってくるのが大前提。 雪が残っていたり、(その数日前に、頂には、雪がうっすら。。したんです。。) 足を滑らせて怪我したり、二次災害を万が一生んでしまったら、それが、また、別の迷惑を生むことになってしまうから、心から気をつけていくように、連絡していました。

無事に帰ってきて、本当に、安堵!!!!。

こんな、素晴らしい志しと、行いがあったことを、改めて、Parksには、報告しました。

(カナダ人のとある友人は、落書きしたヤツが、消しに行くのは、当たり前だ。They should Do that!!。と、その行為を褒めてはくれませんでしたが。) 

大人でも、子供でも、間違いを犯してしまったら、まずは、ごめんなさい。からですね。

反省と、謝罪が終わったら、同じ間違いは、二度と繰り返さないように、前を向いて生きていく。

周りは、こんどは、その前向きな、生き様を、見守り、支えるべきだと思うんです。

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いつまでも、ねちねち、過去の過ちや、恨みを、晴らすことばかりに生きている人が多かったりするから、はたまた、人の間違いや、不正を、いつまでも、その人や、人種のレッテルに貼り続けている歴史があったりするから、人類は、戦争や、紛争から、そして、小さな いじめからも、卒業もできないし、怒りや、恨みや、意味のない批判や、憎しみのエネルギーが、常に人にコントロールを仕掛けてくるから、人様は、罪や、間違った行いや、恥を、『隠す。。隠そうとする』 という言動を習慣づけるのだと、私は思うんです。

― 今回のことは、とっても、小さな無知から、始まっているだけの、小さな過ち。 <<私を筆頭に、人様の反応は、大きかったけどね。。>> 本人や、周りが、必死に、隠すことも必要ないし、堂々と、謝罪して、罰があるなら、キチンと通って、未来ある若者は、その後は、胸張って生きていくべきでしょう? - Facebook上での、公開討論?進行報告状態だったので、だれも、何も、隠しては居ないんだろうけど。。 

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スピード違反して、写真取られて、罰金来たら、素直に、(しぶしぶ?)罰金払うでしょぉ?
それでも、私、いまだに、堂々と生きてるし。。。。。。

(経験者は、語る。でも、あの痛み。。が、次からの自助作用に働く。。ってあるでしょ? 懲りない人ってのも、居るんだろうけど、それは、その人自身の、記憶力と反省力の問題で。。)

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でも、今回は、写真の衝撃と、話題の広まり方が、恐ろしく早かった。。

この恐ろしぃ!!って、感じるエネルギーの仕業。。で、少しは、Facebookの、使い方、今後、気をつける人が、増える(た)でしょうね。。。 

(自分ののほほん。。とした、風景や、小さな自慢話。。くらいを貼っているのが、一番平和。 他人をどうこう言ったり、人様の揚げ足取ったり。。って使い方だと、多分、限界や、世間の壁。。にぶつかるんだろうな。と思う。。非常時緊急時の連絡手段。。で活躍。。ってのは、あるある。。と思うけど。)

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今回の一連の出来事は、私にとっても、初めての Event だったし、Learning Experience でした。

Parksにも、自然遺産という、Priceless な、価値のある場所で、何を守り、暮らしていく地元民であるべきか、短い時間だけでも、この地に住み、地元民の仲間入りをする、人たちにも、この場所の特殊性と、価値と、自然の雄大さ、美しさへの畏敬の念を、どう啓蒙していくのか。。を、一緒に考えられれば。。と、思って、意見の進言をしています。

(って、そこまで、かっこよく英語では書いてないけど。なんらかの、Educational Approach なり、プロジェクトを、一緒にできれば。。と進言してます。) 

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清掃登山を仕切っていた、Nobuさんとも、つながりました。

彼にも、私と、多分 似た、志しと、未来への展望があるようです。 彼の、これからへ。。の、協力を惜しまず、また、同じような志しを持つ、地元の日本人とも連携して、私たちの、この町と、ロッキーを、大切にし続けられるような、プロジェクト、できたら、立ち上げたいし、推進したいです。

できる事しかできないけど、できる事は、色々ある。。と思うので。

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自分自身を見つめなおそう。

誰かが、(自分が) 間違ってしまった時、罰を受けるのは、しょうがない。

自分でも、同じ間違いをしてしまう可能性はある。 

自分も、彼らの行動に学び、ずっと、ぜったい、同じような、間違いは行わない。起こさない。

地元の、全ての人が、もし、そう心に刻めたら、同じことは、多分日本人のローカルからは、起こらないでしょう。 だって、もう、張本人たちは、同じ事はしないんですから。 (はずだよね?) 

ここからは、私たちの問題です。

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今回のことで、つくづく思いました。

ガイドでも、お土産屋さんでも、ホテルで働いていようが、リテールで、働いていようが、レストランでも、どこの仕事でも、だれであれ、この場所の、自然の偉大さ、雄大さ、美しさ。。。の恩恵が、こんなにもあるからこそ、私たちには、仕事があって、生きていかれるんだ。。ってこと。

やっぱり、偉大なる自然には、絶対的なエネルギーが宿り、かなわないし、頭も上がりません。 

その偉大さ、厳しさ、雄大さ、美しさに、向かったら、本当に、心から、畏敬、尊敬、感謝、そんな念が、あふれてきます。

大事にしようね。 大切なこと。

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皆さんの、意見、賛同、批判、アドバイス、未来へのアイディア、その他、色々。。を、お待ちしています。 その全てを、自分自身を見つめなおす、きっかけと、これから。。を考える、チャンスにしたいと思っています。

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