カナディアンロッキーの湖は、そのほとんどが氷河湖です。
氷河が、山肌をじっくり滑り降りる際に、削り取ってくる、Rock Flour (ロックフラワー)という、小さな、小さな岩の粉を水中に含んでいる。 それが、太陽光線のうち、波長の短い、青、緑の色合いを反射させるため、(波長の長い光線は、水を突き抜けていくため) 人間の目には、なんとも美しい色合いに、見えるんです。 (空が日中青く見えるのと、基本原理は同じなんですけど。。)
(光があるから、景色が見える。いや、色合い自体が、光なのかもしれません。)
そんな話を、何度、ガイド時代にしていたことか。
今日 (9月8日-土曜日)は、家で、まったりしていたら、午後から、急激に、バンフの町に、どこかの山火事の煙が流れ込んできた。
朝から、お天気だったはずなのに、
カスケード山も、うっすらしか見えん。
あれあれ、ランドル山は、ほとんど消えた。
まだ、午後なのに、夕方のような、サルファー山。
太陽が、まだまだ高いのに、
けむけむの向こうなので、赤く見える。
そうかぁ、煙の粒を突き抜けてこれる光線は、
波長の長い、赤とか、オレンジなんだ~。
当たり前のことに気付いた午後。
その後、風向きが変わって、夕方には、だいぶ空気はすっきりしました。
どこの森が燃えてんだろう。。。
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色。。って不思議ですよね。
何時も思うんだけど、私が思う、青と、他の人が見ている青が、
本当に、同じ色か。。って、絶対に立証も、証明もできないんですよね。
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
それに、第六感。
結局、それぞれが、それぞれの感性と、個性(という宇宙)の中に暮らしている。
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今日の不思議な空の色を見ながら、
感覚の不思議。。にも、想いを馳せて見ました。
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