2013年6月29日土曜日

バンフ、キャンモア、一号線。


2013年6月29日。 土曜日に書いています。

パークスが、宣言していたとおり、バンフ国立公園東側のゲートから、バンフの町まで、今回の洪水で被害を受けたトランスカナダハイウェイ(国道1号線)の、修復工事が、人々の予測をひっくり返す速さで進んで、なんと金曜日までには、4車線が見事にリオープンした。

先週の金曜日 (6月21日)の時点では、だれもが、最低10日から、下手したら数週間?は、見込まれる。。。っていう風に思っていたことが、こんなにも、急ピッチで、復旧作業が、進んだ。。。ことに、驚きと、地元へのプライド意識と、いろんな活気のあるエネルギーが渦を巻いています。

先日6月28日、金曜日の午後、光とキャンモアまで、走って見ました。


バンフの西側の入り口から入り、


東に向かい
バンフの町東側の入り口方面へ。

ウエストバウンドの交通量はそこそこ。


やっぱり、大雨のあとで、緑が一段とまして
輝いている。 


何がびっくり!!!って、今までは、ハイウェイ沿いには、
レガシートレールっていう、自転車専用道路が
整備されてたのに、そこに、今まで存在していなかった
川が流れてる。。。


何じゃこりゃ~。
二人して、びっくり。


スピード規制は、90キロから、70キロに落とされている場所と
50キロ制限の場所もまだあった。

バンフのゲート東側で、

道路が崩落した。。。っていう、
キャロットクリークの流れの上には、


すんごい! もう、道も排水口も、出来上がってた。


ひさびさに、到達するキャンモアの地。
なんだか、うれしいね。


さらにもう少し東に向かい、


今回一号線上で、一番大きな被害があった、クーガークリーク
方面に、


じわじわ近づいていく。


その手前でも、見たことない橋が
すでにできていた。

工事、はや!@。!


あの、巨大な瓦礫に埋め尽くされていたところは、


さすがに、まだ、工事車両が、がんがん行き来しているので、
(写真のトラックは工事車両ではありません。)


時折、STOPさせられます。


いろんなパーツがすでに待機してる。


一番被害の大きかった、クリークサイドの家々が遠くに
見える。 家の土台の土をえぐられてしまったので、
入居不可能、立ち入り不可能。。。の悲しい査定を
受けてしまった。

いつもは、ちょろちょろ。。。しか流れていないクリークが、
本当に、大きな大きな川になって周囲を侵食してしまった、
その幅が、私たちの目には、驚き。。。でした。

でも、水がすっかり引いて、逆に土砂が
乾燥して、埃りっぽくなってきている。


道路を挟んで南側にも、見たことのない土砂が、つみあがっていました。


ハイウェイの上下車線を分けているグリーンベルトが
今は、土砂ベルト。。


それにしても、本当にあっという間に、


あれだけの瓦礫処理ができるんだ。。
と、驚くことひとしお。。。


クーガークリーク周辺は、一車線規制の場所がまだ
この日は残っており、週末まで、このままだったら、ここを
抜けるのには、渋滞が予測されます。

沢山の人が、アルバータスピリットに打たれ、
カナダデーセレブレーションに、向かって
訪れそうな気配です。

カルガリー方面から、バンフを目指す方は、
時間が、余計にかかること、渋滞の場所がある
可能性が高いこと。。をもくろんで、

時間的予定には、十二分に配慮した
移動計画を考えて、お越しください。

また、キャンモア泊をお考えの方は、


まだ、町全体に、Boil Water Advisory
”体に取り込む前に、水は必ず一分以上煮沸する”

が、出されており、
まだ約2週間は続くと報じられています。

料理、飲み水、歯磨きの水。。

煮沸できるキッチンなどの設備のない
ホテルのお部屋に宿泊の場合は、ボトルの水を
必ず、購入、あるいは、給水所でもらってくださいね。

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せっかくキャンモアに足が伸ばせたので、


二人で、小一時間


打ちっぱなし、してきました。

このキャンモアゴルフコースも、
コースが一部浸水したらしいですが、

今日は、全ホール開いている。。ってことでした。

やっぱり、一歩一歩。本日も、前進。

心に残る卒業。

2013年6月27日。木曜日のお話です。

この日は、娘の高校の卒業の日です。

カナダの(って言うか、バンフの)高校生の卒業の恒例儀式は、日本のそれ。。とは、かなり、かけ離れています。

女の子は、みんなドレスで着飾り、エスコートする男の子の居る子は、その男子学生も、シャツや、服に、彼女のドレスと同じ色のものを使用。

ヘア、メイクのアポイントメントを朝から女の子達は町中のサロンで、取って、友達のとある家で、ポットラックのブランチ。 その後ドレス支度をすませ、そこから、仲間同士で、借りた、リムジンで、町の景色の綺麗なポイントを回って記念撮影。

それに引き続き、3時から4時までは、同窓生の中で、大きな家に住んでる、R君の家に、卒業生60数名が、集まってのカクテルパーティー。 (式典、ディナーの前にすでに、プレドリンク!)

そして、午後4時半から、バンフスプリングスホテルのホールで、卒業の式典。
その後、ボールルームで、ディナーパーティー。。。

この日バンフは、朝から、最高のお天気でした。

午後は、少し雲が出てきました。
私達 親は、4時過ぎにスプリングスホテルへ向う。

スプリングスの、コンベンションセンター前にて。

子供らの到着を待つ間、
光は、スプリングスホテル生みの父、
バンホーン氏の銅像のまね。

リムジンが、何台も到着し始めました。

早くに、家族とついて、記念写真を撮ってる子も。

男の子らも、普段とは、ちょっと違って、
華やかに到着。

白、黒、リムジンが、エントランスに
続々集まり始めた。

ぞくぞくと到着の女の子達。
みんな、お姫さまみたいぃ。

あかり発見。

女の子達は、みんな、色やデザインが
重ならないように、ドレスを選ぶたんびに
みんなに、写真を送りあって、
仲間が、『それ、素敵!』
『いいんじゃない!?』って
コメントが集まったら決める。。。見たいに
していました。

仲良しのともちゃん、チョイ、みっちゃんと。

ニッキー、ディレーニーと。
みんな、なんて、カラフル~。

まずは、グループ写真です。
これは、プロのカメラマンさんが撮ってくれます。

あかりのドレスの色は、目だって、探しやすい~。

7割がたの子とは、幼稚園から、ずっと一緒。

マイケルも、みっちゃんも、あかりも、
みんなバンフ生まれです。

みんな、あんなに、ちびちび。。だったのに。
と、オバサン母は、思うのです。。

よう、大きくなったのぉ~。


スプリングスで、お仕事中だった、
まゆみさんが、来てくれた。

ホッケーアカデミーで、頑張ってた
カーステン

(こちらのお父さん、お母さん、独身時代、
バスのドライバーさんと、スプリングスのツアーデスクに居た人で、
昔、一緒に仕事してたのに、今日は娘の
こんな姿を一緒に見るとはね~。
って、しみじみ、おしゃべり。。。) 

私が、個人的にこっそり可愛いと(ぜんぜんいつも
堂々と言ってるけど。。)思っている、
エメット君。 ピアノがめっちゃ上手い。

彼のお父さんと、私は職場が一緒。
(バンフセンターキッズです。)

みっちゃんと、エラン君。

この二人も、幼稚園時代から知ってる。。
綺麗になったね~。
ラキーシャとジェーミー。

その後、卒業証書授与式。

とっても、和気藹々、
祝福ムードの会場です。

進路指導で、沢山お世話になった、
バンダリー先生の司会で、
式典が始まります。

一人づつ、センター通路をあるいて
ステージ前へ。

ちょっと緊張気味のあかり。

証書を頂き、
この帽子の房を、校長先生が、左側(在校中)から、
右側に回してくれて、
卒業生になる。

ものすごく、優しくて、あったかい
校長先生でした。

おめでとう。

沢山成長してくれた。


全員が、証書をもらい、卒業生として
認定されて、

帽子投げて、歓喜の雄たけびぃ。

今回の洪水で、家を失った、生物のF先生の
お話や、みんなの今までの成長を祝福し、
これから。。の更なる人生の旅での成長を願う
校長先生の言葉。

この後のアワードセレモニーの司会は、
日本でいうところの、生徒会長の
キーバとエメット。

式典が終った。

(高校最後の学年は、みごと?いや、ミラクル?で、
オーナーロールにふたたび、返り咲き。
そのしるしの、Tassel。 意外と勉強も
がんばってたんだね。家では、日本のアニメやら、
ドラマばっかり見てたはずなんだけど。。)


さて、コンベンションセンター内の
ディナー会場へ向かいます。

振り返ると、2001年に一年生になって、12年。
2013年、南アルバータ大洪水の大きな出来事の
沢山の衝撃が収まらないうちの卒業式。

6月最後の週は、南アルバータの学校は、ほとんど
休校になり、最後に一つ残っていた、数学のDiploma試験は、
免除になった。 今回の災害の特別措置の
一貫だ。これで、大学進学のために必要な点数は、
今までの成績で収まったので、全てのハードルクリア。
です。

(あ~、ホントに9月から大学生になるわけね。。。) 

卒業生、家族、ゲスト、先生、全員での
ディナー会。

10人掛けの円卓は、

ともちゃん家族と。
なぜか、卒業生には、大きなビアマグが、
ギフトになってた。

(アルバータ州は、18歳から、飲酒が合法です。)

今晩のスリーコースディナー。

このステーキ肉が柔らかくて
絶妙な仕上がりでした。

光シェフも満足。

デザートも、ソルベとフルーツで、
甘すぎずにいただけました。

学生、先生、父兄の挨拶。。
あかりが、2回、ヨーロッパに連れて行ってもらった、
社会のスキナー先生のスピーチが、
学生に大うけ~。でした。

最後に、みんなのヒストリーをハイライトする
スライドショー。

それぞれの懐かしい写真、

イベントやら、

旅行やらの時の写真。

これは、幼稚園の卒園の時の記念写真。

中学終了の時のパーティー。

あとは、全員の赤ちゃんの時と、今年の卒業ガウン姿の
写真が交互に流れ。。。。

会場みんなが、なつかしさと、成長への感慨で、
胸いっぱいになっていく感じが、私の心にも
響いて来ていました。

アフターグラッド。2次会。

ディナー会場から、お母さんへ。。
は、一輪挿しのお土産が。

南アルバータが、洪水騒ぎで、
騒然となった、翌週の
忘れられない、心に残る
卒業の日。。。

でした。


おまけ。 10人乗りリモを
それぞれみんなで、お小遣い出し合って、
借りたんだそうです。

そりゃ、楽しかったろうよぉ~。