2013年6月20日木曜日

水の猛威。。。と祈り。

2013年6月20日 (木曜日)に書いています。

カナダアルバータ州は、今、『State of Emergengy』 緊急事態宣言発令中です。

6月は雨模様が多い日が続き、昨日から、かなりの本降りになり、今朝から、南アルバータを中心に、ものすごい広大な範囲が、洪水の猛威に襲われています。

カルガリーでも、いくつもの地域で、そしてお隣のキャンモアの町、その向こうの、エクスショーの町。。でも、避難勧告が発令された地域の人たちは、小学校、公民館、地域の公共施設に、はたまた、安全なエリアに住む友人宅への避難を余儀なくされています。

この大きな低気圧。日曜日くらいまでは、このあたりに居座りそうです。

カルガリーから、このロッキーマウンテン地区は、標高としては1000メートルを越えますが、降水量と、はける量のバランスが大きく崩れ、また、標高の高い所の水が、一気にクリークや、低地に流れ込んでいるのが要因。

お隣町のキャンモアの、クーガークリークという、いつもの夏なら、ほんとにちょろちょろ。。としか流れていない、はたまた、底の石ころが濡れている程度? え、石ころまで、からから???っていうような、クリークに、上流の山から、一気に水が流れ込み、土手を崩し、木々を巻き込み、大量の土砂の流して、それが、ハイウエイまで乗り上げて、まだまだ、水が止まらない。。。という、自然の猛威にさらされています。

友人の数人も、避難所に設定された学校や友人宅に身を寄せる形で、この猛威が過ぎ去るのを、『待つ』。 耐える時。。を過しています。

安全に、温かく、その時を耐え忍んでいかれること、願います。

バンフの町自体は、まだ洪水の大きな被害にはなっていませんが、低い場所は、水がしみ始めているようで、我家から、見下ろす、ステーブル周辺は水没が始まっています。

Bow川の大氾濫には、いたっていないし、飲み水も、電気もまだ平常に動いていますが、町が、外部とつながっている、西、東、南、北へ抜ける全ての道路で、土砂崩れ、鉄砲水、土手、道、橋の崩落があって、バンフは今、陸の孤島状態になっています。

水が収まらないと、土砂の撤去作業が始められないので、修復には数日はかかるだろうし、道、橋がいっちゃった所の完全復旧には、かなり時間が掛かりそうです。

私は明日の金曜日から、約100人級の、VIPグループをセンターサイトにお迎えする予定で、かなり複雑で、細かい仕込みを、昨日まで、オーガナイザーと、かなり深いそして細かいレベルで、ちまちま、詰めて来ていました。 

センターのプレジデントオフィスも、バイスプレジデントも、デベロップメントオフィスも、リーダーシップデパートメントオフィスの、何人ものマネージャー達が、関わってお迎えを仕込んでいた、このグループが、道路閉鎖と、この災害の状況で、完全キャンセルにならざるを得なくなり、事務処理と連絡に終われ、さらに今日は、キャンモア在住のスタッフが、バンフまで、通勤してこれなくなったので、他のグループやら、の連絡調整にも、関わったり。。

朝、真面目に早く出勤して、キャンモアから到達できてしまったスタッフは、全員、今日はキャンモアに帰宅できなくなり、センターのお部屋が無料で、避難所がわりになりました。

私達、ちっぽけな人間、天や自然の怒りや猛威には、逆らうことも、コントロールを加えることも出来ません。

ただ、安全を第一に、そして、落ち込まずに、災難の中ながらでも、あきらめず前を向いて、耐え忍んでいくしかありません。

体を壊さないよう、衛生管理は出来るだけして、水が収まったら、きっと、町への、そして被災地への、食料や綺麗な水や、支援物資の流通が始まるだろうから、そこまで、なんとか、みんなで力を合わせて、乗り越えましょう。

我家は、大丈夫です。

日頃から、食料は何週間も生きながらえるくらいあるし、電気、水、通信、全て普通に動いています。

明日も、多分、会社に出てこられる人が、バンフ在住者と、今日からの居残りのキャンモア在住スタッフだけなので、非日常的な勤務状況が、予測されます。

週明けには、お天気も回復の見込み。

今週末は、みんなの無事と安全を祈って、家で、静かに自然のエネルギーの調和平定。。を願う。。。に、専念してみます。

キャンモア、エクスショー、ブラックダイアモンド在住の私の大切な知人友人の安全と健康を、そして、被害に見舞われている全ての地区の全ての人の無事を、一緒に祈って下さい。  (現在、死傷者情報はありません。)

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