2013年6月26日水曜日

Mass Media VS SMN

2013年6月26日。水曜日。

南アルバータ州に、緊急事態宣言発令の先週木曜日から、今日で、一週間を迎えます。

先週水曜日(19日)に、Balckdiamond から、会いに来てくれてて、木曜日から連絡が取れなかった、大好きな、Lynneおばちゃん とも、Facebook で昨日連絡が取れて、彼女の家は大きなダメージが無かったらしく、We are all safe and dry! のメッセージ。  (ほっ)

キャンモア、エクスショーには、大きな家のダメージを受けてしまった昔のガイド仲間つながりの知り合いが居ますが、みんな回りの温かい援助、沢山のサポートの元、悲しみのどん底にいながら、気丈に前を見ている。。っていう、メッセージが回りまわって、私の元にも届きます。

何も被害を受けなかった、私をはじめ、バンフ、キャンモアの日本人の同胞みんな、彼ら彼女らの力になりたいと感じていながら、何をどうしたら、何のサポートになるのかを、見つめる場所に立たされています。

カルガリーの地元TV局、Global Calgaryは、昨日まで、6日間、ずっと、この洪水関連情報に徹していましたが、今日から、通常の番組スケジュールに戻った様子で、何事もなかったかのように、トークショーが流れています。

でも、地元の復旧はまだフルスイング状態です。

この先は、現地情報は、SMN (Social Media Network) の発信に気を付けていようと思います。

バンフ、キャンモア間は、まだ、一般車両、レンタカーでの行き来が出来ない状態は変わっておらず、バンフセンターのキャンモアスタッフも、Roam Bus に行列を作って乗って、通常より時間を掛けて通勤しています。

バンフの町は、観光客の客足が落ちただけで、(それでも、ありとあらゆるルートから、人は細々ではありますが、入ってきています。ドライバーさん、ガイドさん、ご苦労さま。。。) 光(夫)の働く回転寿司も、仕入れから、営業時間、全て通常モードで、回っています。

センターの会議、プログラムは、キャンセルが続いているので、来週カナダデー明けから、出勤の私は、あれこれ、フォローアップが待っているのがすでに見え始めました。

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先週、木曜日の夜だったか、日本の光(夫)の実家とSkypeしました。

『今、南アルバータは洪水で、大変なことになり始めてるんだ。』 って、話になったら、『え、そうなの、TVでやってないよ。』 と、お兄さん。

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どこの国でも、世の中の全ての事件をTVが公平に取り上げてるわけではなく、さらに、事の大きさに準じて、報じられているわけでもありません。

我家には、TV Japan という、New York から入っている日本語TV放送も、また、Sling Box を利用して、日本のTV番組も全部 写る様な設定を持っていますが、日本の外国事情報道は、大枠では、いかに、アメリカが騒いでいるかに、準じて流れているのは明らかです。

アメリカ、中国、ロシア、イラン、イスラエル。。。アメリカがぴりぴりしている国の報道ばかりに浸されては居ませんか??

裏を返せば、カナダでは日本の情報なんぞ、ほんとに流れていないから、私達は、TV Japanだの、SlingBoxだの、インターネット情報だの。。を駆使して、日本の情報に、開いていたい。。と、努力をしているわけです。

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で、今朝、思ったんです。同じアルバータ州の地に足を付けて暮らしていても、TVにしかアクセスしない人は、カルガリーも、キャンモアも、エクスショーも、インディアン居留区のまだ終らないバトルのことなんて、すう~っと、脳裏から消えちゃうんじゃないか。って。 

ようやく、明らかになり始めた、カナナスキスカントリーの大打撃の現状なんて、知らないまま、夏を越しちゃう人も居るんじゃないか。。って。

で、もしかしたら、日本にいる沢山の人に、東北や、福島のことが、同じ様に、遠く外国で起こっているかのように、脳裏や興味から、薄れちゃってはいないかと。

どう考えても、耐える、忍ぶ、習性の日本人 (特に東北人) が、今ここカナダで、地元情報を発信し続けている無数の自治体、団体、個人企業のような発信力を、ネットを駆使して、し続けている。。とも、あんまり思えないってのは素直な私の思いです。。 (違ったら、こんな発信力あるよ。っていう団体の、サイト教えてください。) 

マスメディアが騒がなくなってからが、実は、個人や地元の、沢山の声を本当は拾わなくてはいけないステージに入るんだと思います。

カナディアンロッキーの東の玄関口、カルガリー、バンフ国立公園東の玄関口キャンモア、そして、その周辺域で暮らす人々の、毎日は、まだ、非日常生活という名のもとに進みます。

みんな、カナダデーに向けて、そして、その向こうの未来に向けて、前に進もうとしています。進んでいます。

皆さんの英語の勉強にも直につながるし、以下のページ、Facebook
検索して、『いいね。』して、追いかけてみてください。

Town of Canmore (キャンモア町役場)
Town of Banff (バンフ町役場)
Municipal Districkt of Bighorn (Dead Man's Flatと、Exshaw自治体情報が追えます)
Banff National Park (バンフ国立公園局)
Rocky Mountain Outlook (キャンモアバンフ地区、地方紙の会社)
106.5 Mountain FM (ローカルラジオ局)
Bow Valley and Region - Community Clean Up Effort (いち早く立ち上がったキャンモアボランティア活動)
Naheed Nenshi (今回リーダーシップ大発揮、大活躍中のカルガリー市長)

私は、Facebook ページは、実名でポスティングをしていて、上の情報源からの、刻一刻のアップデートを、この6日間続けてきました。 英語は大量には読めないって人が、地元カナダ在住の日本人にもかなり多く、混ざっているのは承知していますが、本当の情報は、地元の言語で、じかに集めなくては、時差が起こり、翻訳者の解釈の色がつくので、私は、全て英語そのままで、理解して消化しようと思っているし、続けます。

この6日間、洪水関連記事に、日本から、驚くほど沢山の方に、アクセスして頂きました。

今まで、場末で、ちまちま自分の楽しい、おかしい、嬉しい、美味しい話やら、お仕事や個人的なことを、単なる個人のお話。。。で書いていました。 ハイキングガイド、ネーチャーガイドの田中ちゃんや、ナチュラリストを目指している大明神、Wondertaxi さんと、かなり仲良くしてもらっているので、田中ちゃんとの、リンクし合いの記事でも、一日のアクセス数、130を越えたことはありませんでした。

ところが、この洪水関連記事を書き出したら、木曜日から、急にアクセスが200を越え、これが、日々増え続け、昨日の火曜日は500を越え、今日は、600を越えそうな勢いです。

明日は、娘の高校の卒業式です。 明日から、ブログは、また、小粒のいつもの、何気ない日々のお話に戻します。

もし、現地からの動きを追いたいかた、または現地情報で、聞きたい事、相談したいことのある方は、このブログのゲストブックから、メールを下さい。

Facebookで、お友達リクエストをしていただけるように、こちらの連絡先をお送りします。

この6日間ごらんになって、多分想像にはたやすいと思いますが、特技はタイプ。
英語タイプも、日本語タイプも、ほぼ、おしゃべりと同じスピードで打てるので、メル友も、大歓迎です。

6日間、何かの縁で、このページにランディングしてしまわれた方に、今日が、未来が、良い人生の時間が待っていますように。

感謝。

7 件のコメント:

ATO さんのコメント...

はじめまして!小粒さん。
今回起きてしまった洪水の詳細を調べて
おりましたら、小粒さんの日記を見つけました。とても細かく、今回の洪水のことを書いてらっしゃるので参考になります。

私は現在、主人とアメリカに住んでいるのですが7月3日から4日間、カルガリ~バンフの旅行を計画しております。カルガリー空港からレンタカーでバンフに行きたいのですが、現在もまだ一般車両は通行禁止でしょうか?
キャンセルも視野に入れているのですが、主人は道路が開通したら(バンフ~カルガリー間)決行しようと言っています。

今のところ、週明けまでに道路が開通したら決行しようと思っているのですが、それで良いと思われますか?是非、実際現地にお住まいの小粒さんからアドバイスを頂きたいです。

前の日記も読ませていただきましたが、カナダの最高の資源は「人」とのこと。素晴らしい国だと思います。災害に合われた地域の方の、一日も早い復興を心から願っております。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

ATOさん、コメント、ありがとうございます。

最新情報として、今日水曜日の午後3時すぎに、バンフ公園ゲートから東側、片側一車線減速通行で、キャンモアまで通り抜けが一般車両もできるようになりました。
(上下とも。)

ただ、交通量を抑えたいので、地元の人には、Roam バスをなるべく使って欲しいとのお達しです。 普段にはない、渋滞が、場所によっては、懸念されるので、時間には、余裕を持っての移動が勧められています。

場所よっては、Detour がある場所もあるようなので、スピード制限、その他のサイン厳守、動物に注意、などの、喚起がされています。

週明けまでには、また、状況は、かなり上向きに変わっていると思います。 ここさえ超えて、無事にバンフ国立公園内に入れてしまえば、洪水に被害? っていうくらい、町中は、平穏無事です。

ただ、バックカントリー、ハイキングトレイルは、閉鎖の場所も多いので、「歩く」 過ごしを計画されたければ、Banff 町中の、Parks Indormation Centreで、必ず、アップデートの情報を確認してから、出かけて下さい。

また、いつでもご連絡下さい。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

また、やっちゃった。 Typo ありました。Information Center...ですー。

ATO さんのコメント...

お返事ありがとうございます!
バンフ自体は平穏だけれど、カルガリーからバンフまでの道が問題なんですね。とても参考になります。
実際、行けることになってもバンフ内で道路状況やトレッキング状況をまめにチェックしながら行動したいと思います。
主人は来週末にあるカルガリーのお祭りにも行きたいようです。カルガリーのお祭りは今のところ開催されるそうですね。
カルガリー付近で避難された方たちは、家に戻れたのでしょうか。一日も早く元通りの生活に戻れるようになればいいですが。
細かく教えていただきましてありがとうございました。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

カルガリースタンピードは、今年101周年。去年、大きな100周年のお祝いをでした。歴史的に、一年もキャンセルになったことがなく、継続して毎年行われているので、カリガリーでは、今年も、カナダ最大の、ウエスタンフェスティバルを、盛り上げよう!と、いま、全力で、準備に入っています。ダウンタウンを抜ける例年のパレードのルートは、変更せざるを得ない可能性が高かったり、規模も、いつも通りには、行かないかもしれませんが、スタンピードスピリットも、ただいま、急上昇中です!!。 楽しい旅になるように、願っています。 また、現地情報が必要でしたら、お知らせ下さい。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

ATOさん、今日の、午前中に、昨日、カルガリーバンフを走ってきた、という、カナダ人の知り合いと話したところ、普段、120キロ制限のところが、場所によって、50キロ、60キロ、70キロ制限が、かかっていて、あちこち、車線変更のDetourになっているので、ふだんなら、1時間15分から、30分の道のりですが、3時間は、見た方が無難。。。というコメントでした。7月は、人気で、例年でも人出が多いので、渋滞は予測されます。呑気に、慌てず、起こしください。

ATO さんのコメント...

小粒さん。
またまた最新情報ありがとうございます!
徐々に、道路も通り抜けが出来るようになっているとのことで嬉しです☆
お天気もしばらくは良さそうなので、いまの状態が続くと旅行決行できそうです。
主人とは一年ぶりの旅行で、カナダは今回が初めてなのでとても楽しみです。
少しでも復興の手助けになればとも思います。
アメリカに住むようになって、2~3時間のドライブには慣れっこなので呑気に行きたいと思います。アドバイスありがとうございます!