2013年7月3日水曜日

カナダデー イン バンフ 2013.

2013年7月1日。月曜日。

思えば、6月20日から、大雨洪水騒ぎで
非常事態宣言を食らい続けた
南アルバータ。

(バンフの町は、本当に、幸いなことに、
キャンモア、エクスショー、カナナスキスカントリー、
カルガリー、その他
沢山の南アルバータの町々。。と比較したら、その中では被害は
一番少なくて済んだんですが。。)


そんな、緊急事態で、ざわめいた
日々が、あったのが、いや、場所によっては
まだまだ、復旧途中。。っていうのが、嘘のような
青空が朝から広がった。


建国146年を迎える、それでも、
まだまだ 先進国としては、歴史が浅く
若輩者なるカナダの国。


毎年、同じように、”国のお誕生日”の
お祝いが繰り返されるこの日。


でも、今年はなんとなく、


空気を満たすエネルギーが違う。


街は、例年に比べると、やや人出、車出は少ない気もするけれど、


そして、ボウ川の水量は、まだまだ多いけど、


セントラルパークの特設会場周辺にも、


大通りにも、なんとなく、”カナダ”の国に対しての、
誇り、プライド、感嘆。。見たいな
”気” が満ちている。


バンフでも、お隣町のキャンモアでも、
今日のこの日のお祝いを、”いつも通り”
できる事が、どれだけありがたいか。

”いつも通り” 暮らせることが、どれだけ
幸せな事か。。

そんな当たり前のことがありがたい。

不意に襲ってくる災害や、
苦難、苦労を潜り抜けて、
それでも、みんなが、協力して、助け合って、
支えあって、前みて、生きていられることが、こんなに
胸に迫るほど、嬉しいし、ありがたい。

って、沢山の人が開眼しちゃった。

そんなエネルギーの蓄積が、町を満たしていたのかも
しれません。


5時にお仕事が終わる光を迎えにいって、


また、一緒にバンフ大通りに陣取って、
2013年のパレードの始まりを待ちました。



今年も、最初に消防車。

(昼間に行われた、キャンモアの町でのパレードには、
今回のクーガークリークの大洪水の現場で、
活躍した、ブルトーザーやら、重機がパレードに出たらしい。
さすがにバンフではそれは見られなかったけど。)


RCMPが先導し、


バグパイプが続く。


そして、バンフ町長。
『Karen~』 思わず、声を掛けちゃう。

こっち向いて、『Hi~』って、手振ってくれる。

小さい町ならではの、距離感。


こちらも、バンフの町議会議員さん。
『Chip~』 やっぱり、声かけちゃう。

『Hi Meiko~』
親近感、ありあり。


議員さんから、


Tommy’s バーのヒーロー? (オーナー)
Tommyさん。


で、こうやって、生ウマ (?)が、
沢山出てくるところが、西部の味わいたっぷりの
カナダ。


毎年、感激するわけです。


マーチングバンドの前で、


皆で、旗ふる、こういう軍団は
なんて呼ぶんだっけ?


バンドが続く。


開催が、危ぶまれつつも、変更、工夫を余儀なくされつつも
まもなく、やってくるカルガリーのスタンピードからの
山車。


写真取る手が止まらないけど、


それでも、全部は取りきれない。


私の直ぐ後ろに、


バンフローカルのカナダ人のカップルが
立ってこのパレードを見てたんだけど、


次々に、リズムを刻みマーチしていくバンドが通るたびに、
『だめだ~。涙が止まらない。。』

顔は笑ってるんだけど、瞳からあふれちゃう。
サングラスの下で、涙を、ぬぐいまくってる。

『あんな大洪水に見舞われたのに、
カルガリーから、来てくれたんだわ。。。』

彼女の胸の鼓動がこっちにも、共鳴してきちゃった。


今年の日本人会の列は、


何時になく、大人数で、かわいいちびちゃんたちが
一杯。 あかりも、こんな時あったなぁ~。


毎年恒例なのに、


毎年、
『今年のパレードが一番すごい。。』

って、思わせてくれるのって、
どこから来るんだろう。


お。


ローラーボンバーズ。
センターサリーボーデンのボス、
アンドリアが、居ます。


地元のガイド会社の山車。


彼らも、カルガリーチャイナタウンからの参加。


後ろで、同じオバサンが、やっぱり、
『チャイナタウンも、洪水被害あったのに。。』

と、胸を詰まらせている。

(繊細で、可愛いおばさんでした。。)


今年もオオトリは、


地元バーの山車。


で、大通りはあわあわ。。


最後に清掃車が通って、


通りは綺麗になって、無事パレードは終了。

今年は、(今年も) 見ごたえありました。。

********************


夜は、10時過ぎから、また 二人で、セントラルパークに繰り出して、
特設会場で、鳴り響くコンサートの音を背中で聞きながら、


川沿いに腰掛けて、11時からの花火を待ちました。


つい先週まで、大暴れしていた
ボウ川の水面に移る花火は、


静かで、かれん。。。。でした。


花火の後も、大通りは、ごった返していました。

この夜は、気温が高く、なんとなく蒸し暑く、
日本の花火大会の後?? (って、もう何十年も
行った事ないから、実際覚えてないんだけど。)
って、思えちゃうような夜の空気でもありました。

***********************

2013年のカナダデー。

今年の 『この日』は、
いや、『この日』を、こんな風に、アルバータ州民として、
迎えた事は、

いろんな意味で、後世の思い出に残りそうです。

Happy CANADA Day!

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

帰ってきたときにはパレード終わってて、ハイキングで疲れて花火も見ないでねちゃってて…。
ありがとうございます。詳細レポートでばっちりパレード見た気分です。
“+”

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

お疲れ様。。。でございます。

地元に居ても、走り回ってたら、見れないもんね。。。 少しは、お祭り気分のおすそ分けになってれば、幸いかと。。。

体に気をつけて、この夏も、突っ走ってくださいませ~。

こより さんのコメント...

こんにちは。

カナダDayのレポーターを詳しくありがとうございます。
娘の撮った画像はパレードに何も説明がなくて
何がなんだか。。。
小粒さんのブログでホホーと納得しました。
最後の泡いっぱいは面白いですね~。

洪水被害も落ち着いてきたようで何よりです。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

こよりさん、コメントありがとうございます。場所によっては、ー 特にカルガリーより、南方の、High Riverという町が、大打撃を受けていて、まだまだ復旧のスピードに勢いの見られていない場所もあって、アルバータ州の食らった打撃はかなりのものですが。。。。

バンフは、平和です。 でも、7月に入ってから連日記録的に暑くなっています。一日なんて、36度になった日もあったんですよ!。

地球のお天気が、不機嫌です。。穏やかさんに、落ち着いて行くように、空に、念じています。

ATO さんのコメント...

こんなに素敵なパレードがあったんですね♪
先週、バンフの旅を無事に終えました。
素晴らしい山並み、美しい湖に感動の連続でした。お天気にも恵まれ、思い出に残る素晴らしい旅になりました。
カルガリーのお祭りにも行けて楽しいひと時を過ごすことができました。

事前に、洪水情報のことで小粒さんからいろいろ教えて頂いたおかげで、安心して旅行できました。ありがとうございました!
今回は3泊4日の短い旅行だったため、ジャスパーまで行くことができなかったのですが、次回は是非ジャスパーまで行きたいです。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

ATOさん、楽しいご旅行が、終えられて、良かったです。

また、チャンスがあったら、バンフ、ジャスパー、ヨーホー。。。訪ねて起こしください。