2013年11月27日水曜日

スマッジングセレモニー。

2013年11月26日。火曜日のお話です。

先月、バッファローマウンテンという題名で、記事を書いて、先住民の、聖なる山、守り神、バッファローマウンテンのお話を書きました。

火曜日には、それに、引き続いて、Blackfoot族 (Siksika Nation)の、現在の長老である、Elder Tom Crane Bear が、はたまた、Lunch and Learn セッションで、先住民の、伝統的儀式である、Smudging Ceremony を、行ってくれました。


貴重な、(センター初)スタッフのために、用意された、セッション。同僚のあけみしゃんと、現在リザベーションで、働いているMartin 君と、三人で、参加してきました。

**************************

まずは、Elder Tomから、Smuding の、儀式の意味、伝統的背景、様式のお話を聞いた。

伝統的に、スイートグラスを、みつあみの状態に編みこみ、乾かした、束を、大地をあらわす、土が入れられた、器の中で、チャコールにより点火。 (これは、本来は、Fungus - きのこの皮などを乾燥させたものとか、香りが、もっと出るものを使うよう。今日は、それが、なかったので、黒いチャコールの塊を`今回は使用。)

スイートグラスには、プレーリースイートグラスと、マウンテンスイートグラスがあり、本日は、プレーリースイートグラスを使用すると。

 
スイートグラスは、ぼうぼうと、発火して燃えることがなく、白い煙を立ち上げる。

Purification (お清め)の儀式であり、Body, Mind Spirit を、浄化する、パワフルな、煙だ。

長老のお話の後、儀式を、リードしてくれた人は、Don McIntyre さんという人で、Ojibway (族)

http://www.banffcentre.ca/indigenous-leadership/faculty/faculty_member.aspx?facId=2216

一緒に参加した、Martin は、お母さんが、Ojibway。一瞬で、彼に、共鳴、共感!の、エネルギーが、満ちて行く感じが、となりにいた私にはした。

最初に、長老が、そのDonさんに、器を差し出し、向かい合ってたち、Donさんが、手で、その煙を頭、目、口、肩、足、。。。体の、各部に、自分のインテンションの赴く場所に、ふわりと、添えるように、はたまた、タップして、当てていく。

決まった形は無いこと、頭をなでるのなら、思いが、浄化されること、目をなでるなら、よき視野を願い、災いの元となりやすい、口を浄化するもよし、日ごろの、重荷、苦痛を軽減すべく、思いをこめて、肩を触るもよし。

煙の立ち上る、その器を、Donさんが、円形に座った、参加者 (先住民系、白人、アジア人、色んな民族のセンター職員が、一同に会していました。)の、内側を、一人、一人めぐり、順番が、めぐってきたら、立ち上がって、二人向きあい、ふんわりと立ち上る、煙を、それぞれが、自分の体のあちこちへ。

し~んとした、やわらかい、静粛の中で、儀式は、滞りなく終わった。

最後に、全員で、手をとりあい、大きな円陣を組んだ状態で、長老が、聖なるバッファローマウンテンの、肩に存在する、センターと、その施設、そして、この場で、働き、関わるすべての人を、祝福するお祈り。 (彼らの言葉だったので、なんと祝詞を上げていたかの意味は、わからず。) 

********************************

Indigenous Leadership Department の、Director の ブライアンが、静かに言う。

Kinnear Centre を、新築工事したときに、私たちは、大きく、このバッファローマウンテンの、大地、岩を、砕き、堀り、傷つけた。

この聖なる地で、これからも、発展していくために、大地への感謝、祈り、浄化が、どれだけ大切か。と。

*******************************

 バンフセンターの、お社長は、この先、何年かかるのか、何年かけたら、成し遂げられるのか、だれにも、計り知れないような、無謀とも言える(?かも?)センターの、大変身、大化け計画を、公表した。 

(この下のリンクは、バンフ地元民なら、読んでおくのを、お勧めします。。)

http://www.theglobeandmail.com/arts/the-banff-centres-ambitions-plans-for-the-world-stage/article15567168/

凡人には、理解しがたいとしか言いようのないような、壮大な、構想だ。

900ミリオン、1000ミリオンの、巨額な、資金運用を要する、巨大プロジェクトだ。

国立公園内で、バンフの町で、承認されるかすら、見えてないけど、彼の、夢や、計画は、とんでもない大きさなのかも???しれない。

そんな、センターの所在地と、この地に、関わるすべての人をもっと、もっと、大きな規模で、浄化しようという、夜通しの、Smudging Ceremony (Big Smoke / Many Smoke) が、センターサイトで、今週金曜日に、厳かに行われることになっています。


0 件のコメント: