2017年2月4日土曜日

2月。矛盾と、共存のための知恵さがし。

2017年も、2月になりました。

トランプさんが、アメリカ「政治」のトップに立って、(どう見ても、国民のトップには立ってないよね。)日本も、あれこれあおられている風だし、政治と、法が、押し合い圧し合いしそうだし、私周辺の、カナダ人の中でも、色んな憶測や噂が、流れてます。

結局は、「今」の噂や、憶測は、数か月、はたまた数年たつと、やっぱりぃ~とか、そんなわけなかったね~。って、明らかになることなので、だれが、何を、どう解釈して、居丈高に語っても、冷静?な、私は、あんまり、内面では揺れないんだけど。

株の乱高下だって、結局は、未来展望という憶測ベースで、揺れてて、今は、専門家だけでなく、コンピューターの前に座って、あれこれいじって、売り買いしている、莫大な、素人投資家の、動向で、ばたばたするから、一喜一憂する意義、意味?は、あんまりないような気もするけど、とにかく、この一年は、色んな層で、混沌とした様相を呈しそうです。 (ただ、お金の価値が、人間の安心感や、信頼感の揺れが根本的原因で、小刻みに震える。。ってのが、興味深い。物の価値ってのは、つまりは、人の「思い」「思い込み」が決めてるわけだわ。)

セールストリップと、トレードショーで、ワシントンから帰ってきた同僚の、セールスマネージャーが、アメリカ人に直接アプローチされ、小耳にはさんだ話では、アメリカでは、アカデミックレベルでの国際会議が、いったん保留される動きになって行きそうな空気感が、膨らんでいるらしく、(イスラム教の人たちを交えた未来戦略会議を抑え込もうとしているのか?は、定かではないけど。。)水面下で、為替の利便を考えても、これからはカナダが、会議には、絶好のデスティネーションになる可能性が、浮上しはじめているとか。。。 

日々、情勢が、揺らぎ、動いているアメリカなので、真相は、なんとも。
ただ、どこかがへこむと、どこかが、膨らむ。っていう、エネルギー保存の法則は、人間界にも、れっきと存在している。

ただ、私が普通に、考えても、物流(輸出入)には、税金云々の問題が、すぐさま絡んでくるだろうけど、人の行き来(特にカナダアメリカ間、さらに、カナダ日本間)いや、行き来したい!と、欲し、動く人間の想いと、行動は、自由だから、物より、人が、動く時代が幕開けしそうな、予感もあり。

(これすら、不自由な国の人達の、問題は、別途、ちゃんと考えないとね。)

アメリカ大統領選挙のキャンペーン中から、カナダ移住を、もくろみ始めてるアメリカ人が、急増してる。って話題に、「Welcome to Canada!」って、心開いてる人達と、いや、自国で、自分達で、撒いた、種は、自分たちで、刈るべきだから、カナダには、動いてほしくない。って思う、二つの意見が、あるのを知った。

カナダと、アメリカは、言葉の壁がない (文化的、意識的には、かなり違う)ので、投資や、起業で、移住を試みている人達は、たぶん、何人も、すでに、動いて来る(始まっているのかも。)と思われる。

カナダは、現政権上げて、移民に、大きく門を開いているから、たぶん、10年後には、かなり人口が、増えると思われ、キーストーンパイプライン構築が、トランプ氏の意向で、一気に進むことになり、オイル関係事業の復活の兆しは、すでに、カルガリーでは、動き始め、見え始めているらしい。

地球環境保護優先の、オバマさんに、カナダ前ハーパー首相が、必至に交渉してた時は、ずっと進まなかった事業なのに、自然環境保護を、前面にだし、クリーンエネルギー構想を、打ち立てている、現トルドー首相になったら、一気に、この大陸縦断パイプライン事業が、進むっていう、皮肉な、動き。「トルドー首相のクリーンなイメージが、一気に、オイル臭くなった。」というメディアも。 (彼自身は、環境保全も、経済の安定と、雇用の充実も、双方を、技術革新をもって、目指す!って、カルガリー大学訪問時の公開講演で、熱く語ってましたが。)

日本のNEWS 深読み。。の番組で、福島から、避難している中学生のいじめ。。の話しが取り上げられてたけど、同じ人種であってすら、そういういじめや、「他」からの避難者 ・移住者を、まっすぐ素直に、受け入れられない 「違いを受け入れられない心」が、身近に事実存在していることを思ったら、その大衆の心の中に潜む、差別、異質を排除しようとする意識、そして、いじめなどの、よじれた行動にでてしまう心理的問題、を解決すべく。の、「他」や、「異」との、共生と、共存のための知恵を、日本人が、万が一、科学、学術的に、(つまりは、脳科学、心理学、言語学、文化人類学的)に構築できたら、それこそ、シリア難民 (だけに限らず、異文化の人)を、受け入れられる国民のモラル、マナー、心の教育に 海外でも、使えるだろう。 

ただ、鎖国体験を持ち、戦国武将精神や、村八分、いまだ、ミニ軍国主義(精神的にですよ。)っていう文化的歴史がDNAに、書き込まれている人種に、そこからの、根本的卒業が、すんなり、全国民的にできるのか?には、疑問が残る。

日本が難民に、門戸を開けないのは、土地、人口密度的にも、限界があるし、日本に、長年生活している中国人の、言語の壁のない、日本生まれの2世、3世にすら、いつまでも、国籍を認めない国なので、実は精神的鎖国が芯から開放されてないから。。なのかも。と、個人的に私は解釈してます。「日本人を第一に守ってる」わけですよ。

だから、今の状態では、誰も、アメリカ いや、トランプの主張を100%は、非難できないんじゃないかな。

「自分を第一に守る」これは、基本的、自己防衛本能としては、正当。すべての人が、この意識下の本能と常に共に、日常に生きている。 

小さな子供が、親に手を挙げられそうになったら、走って逃げるのだってそう、強制的な、威嚇行為-あなたはこうするべき、ああするべきと、強烈な型はめ教育、つまりは、モンスターペアレンツの、子供が、親に嘘をついたり、隠しごとをするのだって、自分の本心を守ろうとする行為の裏返しだ。

日本政府に見たって、連日国会で、阿部さんすら、「我が国の国益を第一に考え」って、ある意味トランプさんと、同じことを言っている。

ただ、トランプ氏の、発言のエネルギーから、伝わってくる、「自国」と「他国」を分け、「自国」を守ればそれでよし。っていう時に、感情に響く振動は、低レベルだと思う。

なぜなら、全ての国が、それぞれに、自国の、国民と、国益を守り、繁栄したいと願っているから。

全ての、宗教も、それぞれの、教えの元、信者を守り、彼らに、「これで、良いんだ。私は守られ、祝福されている」と、信仰され続けていくことを願っている。この点では、たぶんどの宗教だって、同じだ。

違いは、そのそれぞれの、解釈と、その解釈の、違いを、畏敬、尊敬の思いで、受け取れない、それぞれの器の小ささの問題だ。

視点や、生きている土地、信仰や、思考の、内言解釈が、実は、(宇宙的に見たら)極小に、違うだけで、人として生きている、生きていきたい、人生を全うしたいという本質の話をしたら、きっと、芯の真中では、だれだって同じだし、共鳴できるところが、皆無のはずがない。

この間、Facebookで、ちらっと見て、ああ、ようやく、こういう言葉が出始めた。って、思ったのは、

「戦争の反対は、平和ではない。戦争の反対は、共存だ。」

過去ブログにも ぽつぽつ書いてきてるけど、今、本当に、真剣に、共生と、共存のための叡智の構築。しませんか。

でも、そのためには、この世の中の、意見の二分とか、つじつまの合わない矛盾とか、
49% 対、51%の、争いを、ただ、どっちが、正しいかとか、どちらが良いかとか、どちらにすべきとか、勝ち負け、「べき」論から、解放できるか。

誰が正しいか、ではなく、何が、どんな思いと、行動が、これからの世界で生きている、生きていく、人ひとりひとりの魂が、健康に、輝けるコミュニティーを下支えできるのか。

探さなくてはいけない、叡智は、大きくて、深い、どこかの懐に隠れてるので、未曾有の宝探しの旅。になるかも。ですけど。



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