2020年3月20日金曜日

Social Responsibility (社会的責任) と Social Distance

こんにちは。

この10日間は、前回の記事にまさに予言のように書いてしまっていましたが、「嵐」でした。

アルバータ州でのCovid-19 (新型コロナウィルス)の感染者数が日々少しづつ増えて行くのにしたがい、カルガリーに続き、バンフの町でも、Local State of Emergency 緊急事態宣言が、Town of Banff から出された。
3月17日のタウンオブバンフの発表 

 (とは言っても、日本の1.8倍の面積に約434万人しかすんでいないアルバータ州に感染確認者は、この記事を書いている自転で、149人。死者一人。ですよ。日本の27倍のカナダ全土で、感染確認898人)

3月の頭くらいから、じわじわと始まっていた、会議のキャンセルの申し入れが、急速に加速。
町のレストランやスキー場、レクレーション施設のクローズ、ホテルも宿泊客はチェックアウトだけに変化。

手洗い、うがい、そして Social Distance (人と人の間を1~2m置く)が、推奨されて、いやはやみ~んなナーバスモードになりました。


そんな世間には、一切関係なく、


セーラは、我が家でホントに、ほっこり、


のんびりしています。


一緒にテレビ見るし~の、図。

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そして、ついに、3月19日。木曜日。

バンフセンターは全従業員の75%をLay Off(一時解雇)最小限の営業にサイトの動きを大幅縮小しました。

そして、寿司バンフも Eat-in(店内飲食)は終了。20日からは、12時から7時までの短縮時間で、テイクアウトだけの営業にサイズダウンです。

カナダはありがたい事に、EI (Employment Insurance)がしっかりしているので、本日20日、私達もさくさくオンライン申請を終えて、これからしばらくは、天から急に降ってきた、ステイケーション生活に入ります。

今は、家で過ごして社会でうおさおしないこと、出来る人は家からWorking from Homeすること、手を洗い、セキやくしゃみを空中に蔓延させない事。(ちゃんと袖とかティッシュでガード)すること、これが、Social Responsibility。 私達の社会的責任。

そして、人と人との間には、(なんかの歌詞みたい!。)1~2mの間隔をSocial Distance として確保。

昨日まで、センター職員は、これをみんなで、必至に守ろうってしていました。

(さすがに昨日は一斉告知でショックが隠せない空気に包まれてしまいましたが。。)

テレビではトルドー首相が、奥さんが陽性反応を示した事に合わせ、自己隔離を自主的にしているのだけれど、そこから、毎日、国民に向けて、いろんな政策を発表してくれている。

日本とは違って、貸付プランではなくて支給プランが示される事、インフラや生活を支える産業はとめない事。普段は失業保険の一般対象にならない人々、ビザで働いている人への失業保険枠もすぐ提示された。 住宅ローンは6か月間支払いしなくて良いようになったり、2019年の確定申告で未払い分が出た人も、8月まで支払い猶予になった。低所得者層には、Child Tax Benefit が増額、そして、GST (消費税)クレジットも増額だそうだ。とにかく、施策政策、実行力が、なんでこんなに日本とは違うかな。(日本はなんでも人口が多すぎるのが、きっついのかもしれません。)

カナダは国を挙げて徹底的に封じ込めに動き出した。

それじゃなくても、人口も少ないし、土地は広いから人口密度も薄いし、この暮らしぶりにみんなが責任をもって入ったら、どういう結果がどのくらいの時間を要して見えてくるのか。は、ある意味興味深いです。

さて、嵐の後に続くこの静けさを、人生お初の経験として、じっくり味合わさせてもらいます。

Be clean, Be safe and healthy!

6 件のコメント:

ゆき さんのコメント...

『チビタ』じゃなくて『セーラ』ちゃんと見られました。

癒されますね~(*^_^*)

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

癒されていたんだけどね、なんだか、我が家になじんで来たら、ちびたより横柄になってきており、
ウサギにも、個性があるんだわ~。ちびたってなんて穏やかな子だったのか。と、(笑)

家の中に小さなかわいい命のエネルギーがホップしてるのは、和む。のは間違いなしだね。

Aviv さんのコメント...

すごい。国の施策も職場経営の施策も内容もすばらしいしなにより素早いですね。EIってのも素晴らしいし、ちゃんと民間人の行動は、頭で考えてできるようになってる。日本の政策は全部後手後手感が募るばかりで、交通・イベント・旅行・宿泊・小規模飲食店あたりが、どう考えても行き詰まるんじゃないかな。自粛を要請って、要請された側にはぜんぜん金銭的補償が無いのはいまんとこ当たり前とのこと。利子なしで融資を検討って、、。

唯一日本はもともとsocial distanceは大きいし、マスクも完全に習慣になってたのでいろいろと移りにくい要因があったため今の所低位で推移しているようです。

最悪なのは濃厚接触の権化の満員電車。窓開けたり時間ずらしたりしても限度ありなので、マジでWFHせねばなんだけど、なんだかしらないけど経営者(古き良き時代の高齢の人多し)が主催する会議をアナログでやるために号令がかかるなど、出社前提なものが多いと思われます。

ともあれ、横柄なセーラには、絵だけでも癒やされます。。。。

それではステイケーション(初耳でした)、くれぐれもご自愛のほど。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

Avivさん stay-cation 造語だけどこっちでは一般的に使われてます〜。

匿名 さんのコメント...

EIは今までもビザ、つまりWork Permitで働く人にも出ていましたよ。今回のCERBもですが。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

今回のEI と CERB の統合も全て含めてカナダの政策の早さにはある意味感動しています。

トルドー首相の毎朝のアナウンスメント。人類史上前例のないパンデミックに国民の安全を第一にさらに経済はどう動かしていくのか。
国民の目線を考えてくれている政府。。

まだまだ謎の新コロだし世界がどううねり動いて行くのか。

ミステリアスな時代を生きる事になりそうですね。