2013年6月22日土曜日

大地に緑、空に青空。

2013年6月21日。金曜日。夏至。

数日前に、今年の夏至を、『その日』って、書いている自分。

その、今年の『その日』は、記録的な一日。。となりました。

100年に一度、いやはや150年に一度? とも言える(だろう。。って、Newsで言ってた)、大洪水に、お隣町のキャンモアが、その向こうのエクスショーが、その東の平原が、そして、カルガリーが、見舞われる。。という一日だったのです。

ここ数年、動きが増し、落ち着きのなくなってきていた、地球のエレメントの一つ、『水』の大暴れです。

こんな災害に、地元が襲われるのは、もちろん初めて。

そして、こんな時に、Facebookや、Twitterが、大活躍するのを目の当たりにしたのも初めてです。

キャンモアの友人知人の動きや、避難しているか、どうか。。などの状況も、すぐ把握出来ました。

情報は、TVのNEWSより、早く、的確に現実的で、カナダの人の特徴なのか、とても、冷静沈着に、的確な報道が、町役場から、流れ、一般人の、写真や、Video映像も、パニックというよりも、レポーター的にまとめられていたり。。

キャンモアでは、大勢の人が、避難勧告で、避難指定されている公共施設、はたまた安全な場所にいる知人宅へ。

避難移動のバスも、用意され、そのバスに乗り込んでいく人達の姿も、内心までは、わからないけど、ものすごく落ち着いて行動しているように見受けた。

刻一刻と大量な土砂やら、倒木をおし流し、ハイウェイが閉鎖になった映像。 クリークサイドの家々の土台の土地が、刻一刻と侵食されていく様子、橋や道の崩落、あちこちからの小さなクリークからの、オーバーフロー。。。

カルガリーのTV局のレポーターが、『母なる自然の、驚異の力を目の当たりにする。。』 『この大自然の力の前には、人は無力。人災を増やさないために、安全な場所に居る人は、家で、静かに待機することが、今の町への最大の助力になる。』
『救出作業は、専門家に託す。避難勧告を受けた人、緊急で移動の必要な病人怪我人以外は、家に居てください。』

って、自分の家も朝から浸水している。。ってのに、冷静に威厳をもって話している。

軍が、すぐさま動き出し、カナダの首相ハーパー氏は、カルガリーにオタワから、日帰りで、昼のうちに飛んできた。 エドモントンから、州知事も、首相と同時に駆けつけて、カルガリー市長と、すぐさま現場へ。 記者会見で、州知事自らが、『低地、川沿い、暗い場所、危険の予測される場所には絶対に近づかない。このことを一人一人が、心して守って欲しい』と、TVで、強く呼びかけている。

カルガリー市長も、自ら、TVで、なにを差し置いても、今は安全が第一。と、繰り返し、呼びかける。『低地、川沿い、ダウンタウンには絶対に近づかない、今日は、家で、家族と過す時間を楽しむ一日にして欲しい。』と。

こういう非常時の中で、彼ら”長”の人間が、市民に直接指し示す、冷静で、そして、発言に意味と力を感じる、リーダーシップのパワーには、かなりの威厳がある。

『関係各署に指示を出した。お願いした。』 って、己の責任逃れみたいな発言ばかりする日本のお偉いさんやからとの、大きな差を見たような気がした。

バンフのダウンタウンのヘリでも、Bow川の水位が、上がり、午前中には一旦、洪水注意報が、発令されたけど、幸い町まで、広域に水浸し。。。にはならずに収まった。

今回はアメリカ、南の方から、巨大な低気圧が、湿った空気を時計と反対周りに、北へ巻き上げてきて、通常とは違う、ロッキーより東側から、雨雲が、山に向って近づいてくる。。ていうパターンだった。

バンフは、ありがたいことに、昼頃から雨足は弱まり、仕事から戻ると、5時半頃には、青空が広がった。

私達家族三人は、

本当にありがたいことに、(申し訳ないくらい。。)
家でも職場でも、何の被害にもあわなかった。 

川沿いのレックグランドと
ステーブル(馬屋)は、水浸しなのが、
家から見下ろせる。。

こんなに明るい光、陽を
吸い込むのは、なんだかとっても

久しぶりな気がした。


我家の裏の森一帯では、

たっぷりのお水と、太陽を浴びて、
数日前に増して、緑の大地が
幸せそうに、笑っていました。

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母なる大地と母なる大自然の、
怒りと、微笑みの両方を、

なんだか、心身に染み渡るような
波動で、感じた、『その日』 でした。

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キャンモア、カルガリーの完全復旧、復興には、
かなりの時間と尽力とお金を要するのは、
火を見るよりも、明らかです。

私達人間は、Mother Natureの前では
ひよっこだけど、力を集結して、
前見て、一歩一歩。。

進んで、生きていくんだよね。

今日も、この命のエネルギーが、
燃え続けている事に感謝。

被災した人たちも、悲しみ、辛さ、沢山のエモーションに
つぶされそうになっちゃうかも。。だけど、
つぶれず、折れず、みんなで、一緒に生きましょう。


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