2020年5月1日金曜日

2020年 5月キックオフです。

こんにちは。

カナダも日本も自粛、自宅待機モードが続いています。

この謎の新コロナウィルスの正体もいまだつかめず、分からず、人類はどうこの新コロを理解して、消化して、共生、共存するか。。

それともワクチンがある世界へたどり着いて、コントロールできるようになるのか。

たぶん、今、世界中が一つのビーカーの中でシェイクされているような状態で、そこから、新しい世界のキャンバスにみんなが放りだされたら、まさに、全ての場所でNew NormalっていうDefaultからのやり直しになるのかもしれません。

昨日、4月30日、アルバータ州は、ビジネスオープンへ向かう最初の指針を提示。

Alberta-relaunch-strategy

先見の明が光ったアルバータヘルスサービスリードの元での、自粛、自宅待機でのアプローチで、Flatten the Curve には成功したここでは、ICUのベットが足りなくなる事も、PPEが不足する事にも至らずここまでこれているのはある意味素晴らしく。

今日の数で、
検査総数:153766  (人口約400万人)
陽性総数:5573
4/28時点での ICU 入院:21名
死者:92
回復者:2359

日々、透明性の高い情報を提供し続けてくれているアルバータ保険局、州政府、そしてカナダ連邦政府の取り組み姿勢は、見ていて気持ち良かったりすらする。

(カナダ総数:陽性 53875  死者 3226- アメリカと比べちゃうのはなんだけど、国境の南と北での大きな違いはある意味圧巻。)

まだ、老人生活施設での感染があったり、経路の追えない市中感染があるとは言え、急激な増加傾向には陥らなかった。

緊急性を要さない手術も再開できるし、ゴルフ場も、厳しい衛生とSocial Distancing 確保の上で5月2日からオープンできるそうだし、歯医者、ヘアサロンの再開日も設定された。

次なる第二派を呼ばないように、どれだけの人が緊張感をもって、マナーにのっとって暮らせるか。なんだろうな。

ただ、カナダ人は元来アウトドア好きだし、パーティー好きだし、BBQ好きだし、健康自慢みたいな人も多いので、一抹の不安はぬぐえないけど。

レストランも、50%のキャパシティーでのイートインも認められる事になりそうだし、少しづつ。。出口の出方を模索し始めてる感。

遠くから見ている限り、祖国日本では、なんとも混沌としつづけてる政府対応だし、数字に関してはあまりにもグレーだったり、ツイッターの悪い噂を目にしまくっているので、コメントすらできない気分だけど。。

季節が温かくなって、太陽サンさんの日が多くなる事、日ごろから健康志向の日本人の生活が構築してきてくれてる免疫作用が効いて、陽性判定数と命が失われてしまう。。の数が、急激に上がらない事を、奇跡が起きますように。って祈っている昨今。

New York州で、重症化した高齢者の90%がなくなっているという情報が出ていたけど、日本ではその現象は起きないと信じている。

なぜなら、北米の高齢者は、ホントに歩かないし、運動しないし、太っているし。で、日本の高齢者のサクサクあるける、体動かすの大好き、メタボも少ない。っていう人種とは同じ土俵には載せられないって思っているので。

3月11日に、WHOがCOVID-19 パンデミック宣言してから、一週間ごと、世界はじわじわ、そしてぐんぐん変化してきてる。

地球は生きている。自然も、ウイルスもなんの意思にのっとって人類をどこに連れて行こうとしているんだろう。

まだ、ぬくぬく自宅待機していますが、同時にこの先の世界をどう生き抜いていくのか、行かれるのか、行きたいのか。

脳裏のどこかで思い、考え始めています。

今年のバンフ国立公園は、このまま静かにひっそりと在る。方向性です。

いくつかのキャンプグラウンドは、6月1日から、規制付きでオープンするようですが、一般の観光客がワイワイ。っていう姿には、ガイドラインのステージ3まで行かなくてはならず、長期戦です。

バンフセンターも、アートのプログラミングから、小規模でリオープンは見込めそうな雰囲気ですが、大型のコンファレンスはやはりステージ3まで行かれないと想定範疇にも入っては来ないので、今年度の大きな意味合いでの再開は、かなり難しいと思います。

ただ。。自然は日々浄化が進み、空気はきれいだし、小鳥たちのさえずりは毎朝綺麗に森に響いているし、動物たちも、のんきに平和そうに町を闊歩しています。










Have a great weekend!

2 件のコメント:

TM さんのコメント...

お久しぶりです。 ご挨拶したのがちょうど一年前でした。時々、変わらない大平原と山々、バンフの風景を楽しませていただいてましたが、まさかこんなわずかな時間に世界にこれほどまでの大変化が起きるなんて、信じられない思いです。

前回の記事を読んで、即、古新聞の山から4/20の朝日新聞を発掘し読みました。朝日もなかなか良い仕事してますね! 何と言ってもこちらに目を留める取材能力の高さ! それと何と頼りになるカナダ政府!

そして今回はAlberta州政府のしっかりとした仕事ぶりにも感嘆! こうしてくれると先に光が見えてきますよね。Albertaは死亡率も低いし、何と言っても回復率が高い・・これはきっちり検査できていることの証と思います。翻って・・・日本での数々の問題はご存じですよね。「通勤電車は三密ではない」にはじまって「マスク二枚」には心底情けなく思いました。政府だけではなく、科学的な面からの追求も放棄しているように見えるマスコミにもです。

昔、カナダ人の仕事ぶり(届かない郵便とか、しょっちゅう故障するエレベーターとか)を仲間内で揶揄していて、日本はしっかり責任を持って仕事できる人々に支えられていると思っていたのですが、勘違いだったようです。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

TMさん、コメントありがとうございます。

1年の月日の流れの速さと世の中の変化。。ホント脳みそ柔らかくして生きてないと。と思っています。

笑ってしまいましたが、カナダはカナダポストはさして変わらずですが宅配はすごく良くなりました。トラッキングシステムもちゃんとしているし。エレベーターの故障は今でも???ってくらい時間かかりますよ。(去年バンフセンターで2機治るのにほぼ半年かかった!?)

ただ今回の事で、この国はちゃんと地に足の着いた先進国なのかも。と思わされたのはいい意味での驚きです。

SINできちんと社会保険保障が管理されてる、オンラインスクーリングへの移行に小学校から大学までなんの支障も起きてない、Municipal、Provincial, Federal Governmentがかなり連携プレーできている。保険局、保健省の Health and Safety Guidelineが、きっちり出来上がっていた。などなど。

パンデミックが終わったら、カナダの人気がニュージーランドには負けるかもですが、上がる気がしています。

日本はちょっと平和ボケと裕福さ(物品、技術的な)に甘えてて政治とか、社会保障とか、公衆衛生とか 安全管理の切り口で危機管理を掘り下げずに来てしまったのかな。。

ものすごく大勢の頭の切れる人がいる日本ではあるけど、同時にものすごく大勢のぼんやりした人が存在しちゃっているのでしょうね。。。とにかく東京や都会での人口密度が心配材料です。。

科学的物理的になるようにはなるけど、なるようにしかならないので、叡智に根差したアプローチを本当に最悪を想定して最善の選択と生き方を社会で、地域で個人で模索しつつ前進したいですね。

お互い置かれている立場は違うし遠いけど、与えられた場で、ちゃんと前みて進めたら。。と思います