2010年10月12日火曜日

COP10に寄せて。

今週、名古屋で、COP10 (10th the Conference of the parties: 国際条約の締約国が集まって開催する会議の第10回)が開かれていますね。

今回は、地球の、生態系をつかさどる、Biodiversity (生物多様性)と、Sustainability (持続可能性)を、話し合う会議です。

私は、この国立公園 (Parks Canada)が、認定している、PI (Professional Interpreter)っていう資格試験に通ったことがあるんだけど、(一応今現在も、このPI資格は、キープしています。。)このときも、国立公園の、運営哲学で、一番大きなハイライトになっていたのが、Ecological Integrity (無傷なる生態系)- Biodiversity  および、Sustainability を、どう捕らえるか。。という部分だった。

大自然の、健康なる姿は、多様な植物、生物、動物が、若い命から、老いた命まで、さまざまに、共生し、その絶妙なるハーモニーとバランスの上に、ある。。

Web of Life。 全ての種の生き物が、全て、つながりあっている。 そのうちのどれか一つの生き物が、絶滅しても、全ての命の存在になんらかのひずみや影響が出る。

どう、甘く見ても、地球の資源を利用と、消費しかしていない人間。 私たちは、ちゃんと、その自然の恩恵に、感謝して、心して大切にしようと生きているんだろうか。

どんなに、優しく見積もっても、今は良くても、何十世代も後々までは、今の環境を引き継げないと予見できるような生き方を、すでにしてしまっている私たち。

どこで、何を、止めればいいんだろう。 どこで、何を、どうすればいいんだろう。。

あかり。 『ママ、地球は、2012年に、大きな帰路にぶつかり、人類は、絶滅すると予見してる人もいるんだって。大丈夫だよ。みんな一緒に、死んでしまえば。。』 ????

確かに、万が一、本当に、そんな時!?が来たら、一人だけ生き残る方が、よっぽど地獄かも。。。

でも、私は、世界で、2番目に古いバンフ国立公園の、思想に習いたい。

『カナダの国立公園は、カナダの公園ではなく、地球の公園を目指す。 この自然の美しさは、私たちの持ち物ではなく、未来の地球、人類のためのものであり、それを、今、私たちが、管理させてもらっているだけ。。。今を、未来に、受け渡していく。。。』 

そのためにも、極力、傲慢なる、人類の生き方には、飲み込まれず、質素に、自然のバイブレーションと、共鳴して、生きて行きたい。。。です。。。 (って、ちょっと贅沢な暮らし、しすぎかなぁ。。。) 

国立公園内を訪れる観光客の方にお願いしている3つのお約束。
1.自然は、傷つけない。 (木や花を折ったりしない。)
2.野生動物にエサをやらない。(野生は野生のままに。)
3.ゴミはゴミ箱に。。。。
(国立公園に、残していいのは、足跡だけ、持ってかえっていいのは思い出だけ。。って言ってました。。ガイド時代。。) 

1.の部分は、住民として、広く大きく考えると、実は、深く、難しい課題かもしれません。
(家を建て、道を整備し。。どこまでは、だれが、何を基準に、許すんだろう。。。。ここ10年来終わることをしらない、ハイウェイの、拡張工事に、疑問を感じている人も、多いのでは。。) 

2 件のコメント:

田中 さんのコメント...

改めて勉強してみました。
良いきっかけをもらって、感謝!
http://ilovewintergreen.blog22.fc2.com/blog-entry-1181.html

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

私たちの、最高の師匠は、地球と、自然だと、私は思っています。人類は、この奇跡の星地球が在って、初めて生きられる。

奇跡の星、地球に、生息できるこの限られた人生。。っつう時間、大切に生きたいです。