2010年10月14日木曜日

15分間の、沈黙。

10月13日。水曜日。チリの鉱山で、地下深くに閉じ込められていた作業員33人、全員の、救出が、無事終了!の、ニュースに、世界中が沸きました。

水曜日のランチタイムにも、何時もの、Sylvia、Jason、Akemiさんと、この出来事について(も)、おしゃべり。 (その他は、ほとんど、スラングと下ネタ話で、馬鹿笑い。。だったけど。。)

現場監督が、自らが、最後の救出者に名乗りを上げた。。ってのも、男の中の男だな。って、思うけど、多分、その場にいた人間にしか、理解できない、五感で、その全部を感じた人間にしか、分からない、ものすごい、空間と、時間の中で、前向きに、明るく、気丈に、その場の空気を、70日近くにも及び、引っ張り続けたすごい男達が、多分、いたんだろう。。。って、思う。

救出用カプセルに閉じ込められて、狭い縦穴を、窮屈な、そして、真っ暗なエレベーター状態で、昇ってくるのが、約700メートル。 Sylviaが、『それって、バンフの町から、カスケード山のテッペンまで、あがるくらいの標高差』 

ワイヤーの巻き上げられる音と、ときどきカプセルが、縦穴壁にあたる音と、粗末なエレベーターのような、がたがたする中での、沈黙の15分。。(じゃないかな。。)

『自分は、Claustrophobic (閉所恐怖症)だから、絶えられないよ~』と、Jason。
『でも、心は、きっと、また、地上に生還できる喜びで一杯だろうな~』とも。 

ふと、きっと、彼らの中には、地球の中から、産道を抜けて、また、新しい世に、生き返るような、感覚に襲われた人が、いるんじゃないかな。。。と思った。

今までの人生で、一番、強烈で濃厚な、多分、それまでの生きてきた時間全てが、思い起こされるような、沈黙の中の、15分だったんじゃないか。。って。 

(ヘルメットと、プロテクショングラスしかしてなかった彼らは、多分、このカプセルの中で、大声で歌ったりは、出来てない。。と思うんだよねぇ。。)

強烈で、悲惨な事件。。。でも、この今世紀最大の生還劇は、多分、ここ数年のうちには、映画になるだろうなぁ。。。
(カルガリーのオイルカンパニーの技術(ドリル)が救出用トンネルの掘削に一役。。って、お友達のいすずさんの、ブログに書いてあった。。)
 
助かった全ての方々。 ご家族関係者の方々。 救助に、助力し続けた方々。
本当に、本当に、ご苦労様ですぅ。。 人が人を助ける偉大さ。素晴らしさ。 心に響きました。

これからの、人生の時間に、光が注がれ続けますように。。。一つ一つの素晴らしい命に、祈ります。

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