2010年11月15日月曜日

ちいさな時代。

今の職場に来て、10年。 日本からの学生の教育プログラムを手がけてきた私。

でも、とうとう今年で、プログラムが、自然消滅しようとしています。。。来月頭に毎年来てくれている大阪のとある体育科の高校生がスキー研修で、やってきて、それで、センターで、続いてきた、教育プログラムの、小さな私の時代は終了です。

新しい民主党政治になって、『高校授業料無料化』の影で、私立の学校は、資金繰りと、学校運営の大きな壁に、向き合っているのだそうです。。。。。

きっと、これからは、よっぽど、上流階級の子の集まる、花男F4が、いるような学校とか、限られた学校以外は、観光旅行以上の『内容や、教育、経験』にお金をかける研修旅行は、カナダまで、距離を伸ばしてまで、飛んで来れない時代が来る。そして、しばらく、その時間が居座るかもしれませんね。。。。

ちょっと残念。。。

センターの設備のよさと、英語講師陣や、スキーを初め、研修や、体験学習の内容の深さ、良さを知ってくれている人は、まだまだいるので、また、小さなグループの、『心に残る、そして、人生を変えるかもしれない、経験という種をお土産にできる研修旅行』の、企画、運営、現場での、カウンセリング。。に、関われる日が、また、くるといいなぁ。。と思いつつ。。。

(でも、ただ、安さだけを追っかけている顧客層とは、折り合いがつかないので、企画が、現実になるところまでは、行きません。。。。<<でもぉ。。叩き売りしなくて、いい、現状、環境にいる私は、個人的には、とても、幸せです。。。<<余談。。<<何でも、自傷状態で、ビジネスしているかのようにも見える、観光業界(の一部分)とかを、近くで、垣間見たりすると、痛々しい。。。<<これまた、余談。。)

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人に何かを伝えようとする時、必ず、己が学びます。

なぜかというと、相手が、何を、どう、捕らえ、考えているか、理解できるか、表現できるか、という、相手の状況と、状態を知らずして、上手に伝える方法を模索することができないからです。

伝える側に、学びと、共鳴のセンスがないと、『教えている』だけ、『言った』だけ。。で、伝えられる(受け手)側の、学びや成長が、ままならず。。という事は、多々あります。 

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このことは、学生時代、子供たちに、水泳を教えた経験から、沢山学びました。

わかりやすい例で言うと、水に顔をつけられない子供に、バタフライを教える事は出来ないでしょう。。。。。。

水に親しめ、怖がらず、もぐれて、息を吐き、顔を出して息をすう。体を、水の浮力に任せ、浮き、体勢を整えて、手足を動かす。。フォームを覚え、距離を出す。 違う種類の泳ぎにチャレンジ。ひとつひとつ積み上げて、基本が出来たら、基本を繰り返しつつ、その上に、瞬発力や、持久力を付け、タイムに挑戦。。そして、今度は、自分の能力と、距離との駆け引きや、細かい工夫を覚え、さらに精神力をつけて(持って)、試合に臨む。。。

5歳で、顔を水につけられなかった子が、12歳で、4種類の泳ぎが、バンバン出来るようになったりするんです。。

なんでも、一つ、一つ。 楽しみながら、鍛えながら。 納得しながら。。。

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水泳も、英語も、スキーも、勉強も、人生も、何でも、たどるステップは一緒なんだろうなぁ。と思います。

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最後の、スキー研修の、受け入れ準備に今、ちょっと忙しくしています。。 レイクルイーズの、スキースクールも、てぐすね??引いて、準備してくれています。。

67人の、学生のための、スキー研修修了書。。。今日、一枚一枚、最後の Proof Reading(校正チェック)して、Xeroxに、印刷をお願いしました。。。。。

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来年からは、また、新しい時代と時間が展開します。。

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