2014年4月12日、土曜日に書いています。
この木曜日、4月10日のお話です。
午後2時40分ころから、始まった、
コンファレンスのCSM ミーティングの最中に、
コンファレンスのCSM ミーティングの最中に、
『午後4時から、スタッフミーティングがあるので、全員、シアターへ。』という、
異例の、ラストミニッツ召集のメールが入った。。
緊急のミーティングって、何ごとなんだろうね。。。って、みんなで、???
首をかしげながら、シアターへ。
4時ぎりぎりまで、CSMミーティングが白熱してたので、
私たちは、駆け込み、ぎりぎりセーフ。。
状態で、シアターへ入った。
ステージの、上には、センターのBoard of Governor(評議会員さんたち)と、社長の姿。
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静かに、スピーチを始めた、社長の言葉と、その内容に、
みんな、息を飲んじゃった。
2012年1月に赴任以来、2年と、3ヶ月の任期に
区切りをうち、社長が辞任を突然に、表明した。
理由は、『離婚調停の中で、遠くトロントの地で、
苦しい思い、つらい暮らしを味わうことになってしまっている
子供たちのもとへ、親として帰る。』。。って、ことだった。
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能力の本当に高い人で、
人望も、めっちゃくちゃにある人で、
私は、今までに、お目にかかったことのある、リーダーと
名の付く人の中では、一番、カリスマ性も、感じてたし、
人間の暖かさ、厚み、そんなオーラがめっちゃくちゃにある人で、
40歳前とは思えない、風貌と、大きな懐と、
偉大な(時に、凡人には理解しきれない)ビジョンと、
響く言葉と、リーダーシップ能力を兼ね備え持った、
素晴らしい人だった。
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同僚のBarb が、言った。
(彼女は、家族を、社長という立場を捨てても選んだ彼に、めっちゃくちゃ
響いてしまってて。)
I always liked him, but now I LOVE him!
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きっと、こんなに大きくて、重くて、つらい決断は、
簡単に、下せるものじゃないんだろうけど、
会場は、彼を暖かく送り出そうとする、Board Memberの人の
挨拶と、それに続く、社員のみんなからの、拍手で終わった。
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Shocked っていう言葉。
Happy for his kids! っていう言葉。
Disappointment (がっかり)。。ていう言葉。
やっぱり、色んな言葉と、評価が飛び交った。
私のボスの、Jodi は、
『私、大抵のことには、なんだかのことが、言えるけど、
これには、言葉が無い。。。』
って、泣きが入りそうになってた。
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私が、勝手に、思うことを書くと、
2012年に、家族で、来たときの社長は、3人の子供たちから、
慕われてて、ホントに、輝いてた。
毎朝、一緒に、徒歩で、一番下の娘さんを、
小学校へ送っていく姿を見かけて、
ものすごくほほえましかった。
奥様とのことはよく分からないけど、
奥様が、3人の子供を連れて、オンタリオに帰っちゃってからの、
彼のオーラの色はちょっと変わった。
離れて、共に生きられなくなってしまった、まだまだ小さな子供たちを
思って、苦悩してたんだろうと、察しちゃう。
心から、子供を思う気持ちに、(子供らから、
必要とされていることを、深く分かってしまう自分の感性に)
きっとふたが出来なくなったんだと思う。
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40歳にも、到達していないのに、2012年に、
センター社長に赴任してきた彼は、
カナダの、ロイヤルバレエ団を、赤字から、数年で、黒字展開
した。。っていう、華々しい功績を買われての、登場だった。
就任直後から、『Hearing Tour』と、名づけ、センターの
すべての社員と、直接に会い、意見交換の場を
作ってくれて、今までの社長とは、一味も、ふた味も、
違う人だった。
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また、センターは、新時代を、残された人で、切り開いて
いかなくてはならなくなりました。
でも、なんとなく、10年くらいたって、子供たちが、
立派に、成長したら、また、社長で、帰ってくるような『気』がする。
本当の、実力が、あるから、地位にはこだわらないのか、
『今』の、何を、本当に大事にしたいか、が、
明白に分かっているから、あそこまで、潔く決断できるのか。
彼の、決断を見て、
『生きる』こと、
『生きている今』
そして、
『生き方』
を、考えました。
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それにしても、そんな彼の決断に、
みんなで、エールを贈ろう!。
っていう、社風と、いや、カナダの文化に、
心から、感銘。です。
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