今日(11月30日)は、我が父の誕生日です。 昭和9年生まれだから、76歳を迎えたわけです。
どんな一日を過ごしてただろうか。 また、母と、静かな、心通う時間を楽しんだだろうか?
父の父(私の祖父)の仕事の関係で、あっち、こっちと、転勤、転勤の中で、人生を過ごしてきた父。子供の頃は、時の満州にいたことも在り、あやうく、『大地の子』に、なりそうな経験に遭遇していた人らしい。
満州時代は、冬は、とてつもなく寒く、学校に、スケートはいて、氷の上を滑って行ったとか、思い描くと漫画のような話を聞いた記憶も。。。
私が物ごころついてからは、『電車のストでも、やりが降っても、会社にだけは這ってでも行く。。』ってタイプの、『超お日本サラリーマン、ド会社人間』の典型のような人だった。
目は、いつも外をむいていたから、家族には、背を向けていることが多く、(ちょっと、濃いぃ~~ばあちゃんと、じいちゃんがいたので)、それなりに、家の中には、波風たつ事も多く、でも、そんなことにも、一切関わっていられる時間は無い(作らないようにしてた??かどうかは、不明)人だった。
でも、私が、カナダで、根を張れる暮らしが出来るようになったことを、実は、とても喜んでいたのは、父だった。 多分、満州時代に培った、『大陸的志向、思想』が、内心とても、好きで、私のカナダ話を、数は少なかったけど、嬉しそうに聞いてくれた。。。
年齢と、精神的なエネルギーの減少と、もろもろで、静かな暮らしを余儀なくされている父。
そばにいないから、何もしてないし、出来ないけど、大好きな母との時間を、一秒でも、一分でも、楽しいと、ふんわり感じてくれていたら良いな。。。
大陸の人を夢見ながら、島国の人として、祖国に根付いて頑張ってきた父。。
”だいっきらい”な時間も 昔にはあったけど、時代と、場と、人と環境の中で、彼なりに精一杯の人生全てだったのだろうと、今は、感じられます。。 (好きとか、嫌いとかいう、己の短絡的”解釈”って、結構、偏見に満ちてたり、未熟さゆえだったり、ゆがんだ尺度に基づいちゃってて、めちゃくちゃ、個人的。。。ってことが多いでしょ。っつうか、それがほとんど。)
まじめで、不真面目で、賢そうで、ずっこけてて、子供心に焼きついた、スケートだけが、むちゃくちゃ上手かった姿が、まだ、脳裏に残っています。 (でも、体で、自分で覚えろって、まったく教えてくれなかったけど。。。スケートは、滑れるけど、上手くない私。。ちぇ、ちゃんと くらいついて、習っとけば良かったぁ。。。。北海道育ちでもあり、昔むかしは、アイスホッケーのとあるチームで、ゴーリーだったこともある人なんです。。)
静かな老後の休息の時間。。。。遠くから、思っていますよ~。。。
一緒に、めずらし~~~く、外食した時の図。
あかり、まだ、ちっちゃかったねぇ。
2 件のコメント:
私の父もむかし満州にいて「スケートが上手く、大会に出てトップだったが第3コーナーで転倒。ビリになった」っていう話を、子供の頃から何百回も聞かされました。こないだ会ったらまた話してたっけ。
じゅあ、同じ時代の、同じ土地の記憶を持ってるんだろうね。。知り合い、顔見知りだったりしてたかも。。。。
人って、やっぱり、どこかで、なにか、つながってるんだよ。きっと~。
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