今日、土曜日は、USNS Comfort (United States Naval Hospital Ship - Comfort - アメリカ海軍ホスピタルシップ、コンフォート) が、朝、ボルチモア港から、ハイチに向けて、出航したNewsを、朝一番で、CNNで見ました。あんな船、持ってるんだ!と、びっくり。(とてつもなく、大きかったです。。)多数のベットと、医療器具と、医者と看護士を乗せて。 でも、その大きさと重さゆえ、巡航速度が遅く、数日、到着までにかかるんだそうです。。。現地では、すでに、時間との戦いが、始まっています。。。
とにかく、家も、避難所も、水も、食料もなく、ほとんどの人が、ホームレスで、連日30度を越える日々と戦っています。残念ながら、私が数日前に、TVで、見かけた、瓦礫の下から、6時間以上の救出努力の上に、ひっばり出された11歳の女の子は、翌日に、その怪我の影響で、亡くなったそうです。本当に、数限りない、命。魂のエネルギーが、天に召されました。。心から、冥福を祈ります。
Obama大統領は、今日、Bush元大統領と、Clinton元大統領と、3人で、会合をして、アメリカが、どう、支援のための、資金調達ができるかの真剣な、ミーティングをするらしいです。過去にアメリカが支援してきた、ハリケーンカトリーナなどなどの、大きな天災、災害時の、他国支援の歴史と、経験の全てから、何を今回に生かせるか。。3人の、大統領経験者が、一緒に、知恵を出し合うための、会合だそうです。 ヒラリー クリントンは、今日、ハイチに自ら出向きます。
中国は、先の、四川大地震の時に、沢山の諸外国からの援助を受けた経験へのすばやい恩返し行動としか思えない行動。昨日書いた、60人の人道支援は、災害救助犬を引きつれての、すばやい,活動だったようです。。
アメリカ、カナダが所有する、全ての、クルーズシップに、医者や、機材、支援物資を載せて、全船、ハイチの近海に、集結させれば良いのに。。。。今回、たぶん、一番活躍できるのは、そういう、船。。だと思います。
悲しいことこの上ないけど、どんなに、先進国が、沢山の人、物資、お金を送っても、各国の赤十字が、血眼になって、働いても、今回、すでに、失われ、まだ、増え続けている死者の命の量は、計り知れないという現実です。。。。(その場と、この事態に、関わり、尽力をつくす、全ての人は、素晴らしいです。。。これは、間違いないですが。。。。)今、カナダのこんな遠くから、報道で、察知でき得るだけで、どんなに、少なく見ても、神戸の、10倍以上の被害は、容易に想像できます。
CNNの、報道は、とにかく、すごい。。としか、言いようがありません。現地の生々しい映像だけでなく、救助され、フロリダや、各地に搬送された、アメリカ人生存者からの、生のインタビュー。
おとといは、ハイチで、学校の先生をしていたという、20代と見受ける、きれいな女性が、崩れた建物の下敷きで、右の足を失ったにも、関わらず、『明日、また、手術を受けることになるけど、命と比べたら、足一本失うくらい、お安いものだ。』『まだ見つからない、同僚、教え子が、心配』と、なんと、フロリダの病院から、笑顔すら作って、インタビューに答えてしゃべっていた。。。(心の涙は、見えましたが。)
略奪のシーン(崩れたお店に残っているものを、大勢が、取り合う)は、はじめの頃は、いくつか流れていたけれど、もう、取り合うものすら、少なくなってきているのか、半倒壊の、ホテルの水道から、一本だけ、ホースを建物の外に引き出して、そこから、水を、バケツや、空のボトルに、ちょろちょろと、集める人達は、今朝のニュースを見る限り、力ない顔で、順番を静かに待っているように、見えた。。。。
そんな中、生存を 離れた家族に、知らせるための、街角の人々、片っ端から名前と、自分達は、大丈夫、家族は生きている!という生の声を集めたり、夕暮れの町で、女性達が、現地の言葉で、『涙の中に、神は、祝福をお与えたもう。。。』のような歌詞の内容らしい、賛美歌を歌いながら、行進しているようす。。。。
5万4千枚を越える、行方不明者の写真が、すでに集められていること。。。。。。。
行方不明者を探す情報と、生存を、知らせる情報が、すでに、インターネットに、刻一刻と、アップされている様子。。。。とにかく、アメリカメディアの、現実直視と、360度、さまざまな角度から、現実を切り取って、報道するその精神と、行動力と、なんだか、計り知れないパワーに、圧倒されている今日です。
大統領府も、国連の事務所も、壊滅的に、倒壊してしまっている中、現地の政治は、大丈夫なんだろうか。また、フランス領とか、どこかの先進国の領地化とかが、なされない限り、立ち直れないんじゃないか。。とか、今後の動きが、今までの、人類の歴史には、ない、新しい学びのストーリーとして、新しい2010年の、歴史のページに、どう、書き込まれていくんだろう。。。。。小さな、国へ、思いが、止まりません。。。
天に召された、全ての命に、冥福を祈ります。
そして、命を取り留めつつも、これから先、数多くの、そして大きなチャレンジに立ち向かわなくてはいけない、現地の人達に、心から、応援のエネルギーを念じます。。。
今、330人、医学生の、コンファレンスが来ています。彼らが、大勢で、チェックインしたり、集まって、町へ出かけたりするのに、『騒音がうるさい!』と、フロントに、文句を言ってきた、お客さんが夕べは、一人だけいたそうです。確かに、一瞬は、強烈だろうけど、たった、数分の、人々の動きが発する音に、怒っているあなた。人は、誰一人として、一人では生きていないのですよ。。目くじら立てている目の前の学生に、何年後かに、命を救われたりするかもしれないんですよ。。。
そして、ハイチに生まれず、カナダに生存している今に、感謝してくださいませ。。。。。
今日、また、寒くない家があり、ひもじい思いをせず、眠りにつけ、仕事があり、家族に友がいて。。。。。どんだけ、恵まれているであろう、自分の時間にも、感謝です。。。。。。。。
2 件のコメント:
駆け引きなしにピュアに行動に移せる多くの人たちのほうがたくさん居るという事がせめてもの救いです。小さな行動が大きな動きを作り出す。それぞれに出来ることを行い助け合って生きたい。多くの災害の後に氾濫や略奪が起こるのも”生きたい”と言う叫びにも聞こえる。幸せ者のうわごとの様だけど、自分中心にならず自分は取り残されたんだとは決して思ってほしくない。皆それぞれの思いと行動がきっと形になるときが来る。そう信じたい。
信じます。祈ります。願います。全ての今を生きる命に。
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