日本人は、『血』を重んじる国民だと思う。。って、前の記事のどこかにちらっと書いた記憶。
カナダ人。という特定の『血』はない。。。。 だから、この国では、この国で生まれたら、『Birth Certificate』 (出生証明書)が、交付される。この証明書を持っていれば、いつでも、簡単な手続きを踏めば、カナダのパスポートが取れる。 あるいは、私達のように、PR CARD (Parmanent Resident Card - 要は、永住許可)を持ち、一定年数以上住んでいる人間も、カナダのパスポートを取れる資格がある。
日本では、出生証明書ではなく、戸籍で管理される。 戸籍謄本、抄本 (どっちでしたっけ?) がないと、パスポートは取れない。 つまり、戸籍が、国籍とほぼ同様だ。 そして、外国人が、戸籍を新たに作るのには、大きな壁がある。
YMCAで子供達の水泳リーダーをしていたとき、場所が中華街に近かったので、中華街に生まれ、育った仲間のリーダーがいた。 彼女は、日本に生まれ、日本の学校教育を受け、見た目も、言葉も、教育も、常識も、日本人と、なんら変わらなかった。 大学で、教育を学び、教職の試験にも合格。資格も取ったのに、国籍が日本人ではない。という理由だけで、日本の教育機関で、『教師』として働ける機会に恵まれることは無かった。
大きなショックと、疎外感を、大学卒業時にくらい、彼女の中で、生まれ育った日本に対しての、見方、思いが、急激に変わった。その後、北京大学に留学。 自分の血のルーツと、自分のアイデンティティーを、そして、底力のある、中国と、その国民性を、そこで、初めて深く感じた。。って、だいぶ昔の事。。になっちゃったけど、カナダに遊びに来てくれたときに、語ってくれた。
なんで、日本国は、目立つ活躍をする外国人には、国籍取得を許可するのに、日本で生まれ育つ、中国人、韓国人には、何世になっても、国籍を認めない。。ってのは、なんたる理由があるのか、本当に、説明してもらいたい。 (そうやって、国籍取得を許す著名な外国人に、2重国籍を認めない日本として、彼らの母国の国籍をちゃんと捨てさせているのか??も、疑問) 小さな島国に、あふれんばかりに人がいるから、しょうがないのだろうか?
カナダは、『Dual Passport』 2つの国のパスポートを持つこと、つまり2重国籍を認めている。 でも、日本国は、2重国籍を認めていない。 我が家の娘は、成人のときに、日本の政府に、暗黙のうちに、日本国籍をとるか、カナダ国籍をとるかの、チョイスを迫られる。。。で。も。。。
彼女は、私たちの日本の戸籍に入っているから、日本国籍キープは可能。でも、実質、カナダの出生証明書を、破棄することは、事実上できない。つまり、カナダ人パスポートはいつでも取得可能の状態が一生続く。。。せめて、そういう彼女、彼らの、ステータスを、尊重すべくの、2重国籍は、認めて欲しいもんだ。
うちの娘は、ジャニーズ好きの、凡人だけど、海外で生まれた、優秀な日本人頭脳や、これから、世界をめざして、日本から出て行くであろう、優秀な若い頭脳に、将来、日本に帰国、貢献し、恩返しを、してもらう道を残すためにも、国籍の枠組み、組みなおしたほうが良いです。 そして、日本で生まれる韓国人、中国人にも、せめて、3世くらいからは、日本国籍を取得させてあげませんか? そんなに、血が大切ですか? (私は、血より、叡智。 人間として、日本人としての人生論、心意気の方が大事だと思う。。。)
カナダだけを見習えと言う気持ちは、さらさら無いけど、カナダには、沢山、日本が、見習える部分があると思います。<多分アメリカよりも多いかも> そして、カナダは、これからの、ポテンシャルが、めっちゃ高い国なのは、明らかです。 資源埋蔵量としても、土地の広さにしても、人の数にしても、水の豊富さ、自然の豊かさ。。。色々と。。。。。 (今、アメリカが直面し、己の首をしめている不法滞在者の問題も、ほぼゼロだし、SIN (Social Insurance Number)という、社会保険番号を使っての、雇用、所得、税金管理、失業保険管理、年金管理、日本より、よっぽど枠組みが、ちゃんとしています。(外国人永住者の私たちでも、ちゃんと枠組みの中に入ってる。 カナダ人との格差はありません。 選挙権がないだけで。))
どなたか、国政関係者と、関わりのある、日本在住の方。 声を上げるなら、お手伝いします。
パスポートは、『血』の証明書ではなく、本来は、国際社会に出て行く際の、『国民』の証明書であるべきですよね。と、私は思います。 (日本国内に生まれ、存在する限りにおいて必要ないわけですから。)
ある意味、私は、血としては、『日本人』だけど、カナダ国民の自負が高い。。やっぱり、いつかは、カナダのパスポートに移行する日が来るのかな。。。現時点では、日本国政府が2重国籍を認めてくれるまでは、待とうと思っていますが。。。。。。。
私が定年退職して、老後生活を始めるころ。。までには、もう少し、明るい未来が、見えるように、なってて欲しいなぁ。。 (だって、定年退職したら、世界中色々、行きたいし、カナダ人パスポートは、現時点で、世界一フレンドリーなパスポートといわれているから、それまでには、欲しいですぅ。。あれ!?最後は、いつも自分勝手。。!!!? ですね~。)
5 件のコメント:
「血」の意識はなかなか変えるのは難しいと思いますよ~。
宗教的なところから来てますからね~、「血」の意識を捨てるということは日本古来の宗教感覚を捨てることにつながりますので、まだしばらくは無理でしょうね。
でも、後20年くらいしたら可能性も出てくるのではないかとにらんでます。
多重国籍はその後でしょうね…。
先日の飲み会で、二重国籍の話題になり、フジモリ元ペルー大統領に言及。 ペルー政府からの身柄引き渡し要求を、彼は日本国籍を有しているとの理由で日本政府が拒否。 つまり、二重国籍を認めた事実があるじゃないかと。 今詳細を調べたら、日本の国籍法が出来る時代の前に、母親が海外公館に出生届けを出していた人は例外規定で二重国籍が合法的に認められているとの事。 今の国籍法がいつ、何を目的として成立したのか、よく知らないけど、よき古き時代ということでしょうか。 H
ジョ~さんへ。早くても、20年ですか。。。。一応、娘が、100歳になるまで、(私は133歳)生きて、親子で、100歳代!というギネスに乗るのが私の予定!????なので、生きているうちに間に合うといいなあぁ。。。。
Hさんへ。フジモリ氏の話には、気づかなかった。。確かに、日本政府の拒否があった記憶。現行の日本の国籍法に、例外規定が、新たに見直されて、追加される。。ってのは、100歳まで生きなくても、見られるかもね~。
カナダ在住の友人がいること・・私の自慢。ただかっこいいだけでなくきちんと根を這わせているところがすごいと思う。
でもいろんな壁がそこにあるのも事実。きっと歯痒いんだろうなぁ~と感じます。
偶然目にした新聞で、46年前の3月24日にアメリカ駐日大使ライシャワー氏が大使館前で日本人に刺されたという記事。日本通で日本人からも親しまれていた彼に多くの日本人が献血をしたそうです。その時彼は「これで私も日本人の血がいっそう濃くなった。」とコメントしたとか。
「血」のはなしでした。
お~。自慢してもらえるほど、立派なものでもないけど、うれしいです。コメントありがとう。 実は、私も、手術を受けた時に、ちょびっと輸血されている。。そうか、もう、カナダ人との混血じゃないですかぁ!!!!!。
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