2019年5月1日水曜日

Diversity (多様性)と Inclusion (包含)


この世の中急速に日々動き、変化し、混ざり、時に混乱しそして明日という未来に時間は途切れもなくつながって流れています。

カナディアンロッキーの山の中のこの小さな町バンフでも、そして私の職場のバンフセンターでも『多様性』の醸し出す色合いが日々濃くなってきています。

肌の色、性別、年齢、生まれた国、育った国、知っている知識、知らないうちに刷り込まれている文化的な、時にステレオタイプな物の見方や発想。そして思い込み。

平成から令和へと遠い母国日本での時代の新しい幕開けを、なんとなく身近に感じつつ、今日も、再び社食ランチタイムにダニエルとローレンスと3人で、天皇家、平成天皇の生い立ち、昭和天皇の時代、戦争の無かった平成という時代の時間、色んな話に花が咲きました。

途中おんなじテーブルに『同席していい~?』って座ってきたフロントデスクのマネージャーのマークに、日本の皇室は世界で一番古くて由緒正しい件、お話ししたら、『え?そうなのぉ~?』

『そうだよ、ヨーロッパでも中国でも皇室、王室は利権争い、血で血を洗う歴史がくりかえされてた時期を持ってる例がほとんどだけど、日本だけなんだよ、一つの家の血、家系を国の始まりからずっと変わらず敬い維持継続、大事にしてきた国って。』

『へ~、すごいね~。知らなかったぁ。。。』

そして、マークが先にフロントデスクに戻って立ち去って行ったその後も、『政治と多様性と文化や人の話が大好き~』っていうダニエルの盛り上がり方は半端なく、彼の持論でもある、『人間は自分の生まれた場所から一度は縁もゆかりもない所に出て、器を磨くべき。自分の普通は場所が変わったら普通ではない。ってことを知っているか、知らないかで、人生大きく違う。』って話しをマシンガンのようにし続けた。

彼の故郷のケベック州には、白人しか見たことのない人生の中で、頭こちこちの人が実際には、まだまだ一杯いるんだそうだ。

でも、私達はすでにもうかなり違うよね。

だって、世界や政治やメディアが何と言おうと、私達は中国人だろうか、フランス人だろうか、ケベコワ(ケベックカナダ人)だろうが、イギリス人だろうが、ロシア人だろうが、ウクライナ人だろうが、日本人だろうか、韓国人だろうが、ドイツ人だろうが、スロバキア人だろうが、スペイン人だろうが、インド人だろうが、北米のネーティブだろうが、アメリカ人カナダ人と自称する色んな国の血(主にヨーロッパ)の混血さん達だろうが、良い人も真面目な人も、ステキな人も、心通う、通じる人が一杯いる事を知っているから。

今年はセンターのHRが、『Diversity and Inclusion』っていうコースのオンラインセッションをスタッフ全員に課していて、私達コンファレンスのサービスチームはすでにそのコースを履修し終えた。

そのコースの締めくくりに多様性を理解し受け入れ尊敬しあうそして一つのまとまったコミュニティーを構築する。。そのために考えるべき二つのルールの話があった。

一つは、Golden Rule。
『自分がされたくない事は人にはしない。自分がされたいように人に接する。』

もう一つは Platinum Rule。
『相手がどうされたいか、どう扱われたいかを慮って人に接する。』

私はどう思い、どう世の中を見渡して人を思いやって生きているのか、生きてきたのか、そして、これからどうして行きたい(生きたい)のか。

時に立ち止まって、青くて果ての無い空を見上げて深呼吸しながら、自分の内側の声と向き合って、沸き起こる日々の出来事と思いの中で、一つ一つ相談しながら生きてこ。って思うのでした。

(自分が時にヤナやつになったり、よしよしOKってやつになったり、七変化しますからね~。笑。)


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