我が家は、バンフの町居住区域の中では、一番標高の高い一帯に位置し、ここに住み始めてほぼほぼ20年、住宅街の木々たちも時間と太陽と大地の恵みで、針葉樹と言えどもじわじわと成長を続けています。
バンフの町は何十年もいや町ができて以来百数十年、町自体に大山火事が襲い掛かった事はなく、森林の成熟に伴って、いざ火事になったらこれは危険でしょ。っていう木々が、いわば、焚火のまき状態で増え続けている。
数週間前に、町のFire Safe Community 活動の一環で、我が家周辺の木々たちの査定が入って、我が家もお隣りとの間に立っているフロントのこの木と、
バックサイドに立ってるこの2本の木。(この子たちは枝がお隣りの家のデッキと我が家のデッキに腕を広げているように成長しちゃってて、火事が起きたら火が伝わりやすいので、危険!の判定)
そして、反対側の木も、家にその枝が触れちゃってる。
数週間前の査定は、我が家が留守の時に入って、お隣りのフランクが、『危険って認定された~。』って言ってきた。
それっきり、なんの音沙汰もなく、『次はどうしたらいいわけ?~』って思った私は、7月29日月曜日、有休消化でお休みだった時間を利用して、町役場に質問しに行った。
入り口入った瞬間のカウンターに、あかりの同級生のお母さんが二人、働いてて、いきなり世間話と娘たちの話。
事情を説明したら、『それは、タウンの企画課の人に聞くんだろうな~。でもそのSさん、今日いないから、消防署のFire Safeの、担当者の人に聞いたらいいよ。』って名刺をくれた。
時間あるから、初めて消防署でも行ってみよう~。って思い、消防署の中のオフィスエリアに初めて足を進め、担当の人にまた説明。
誰に何時、何を頼んだら、事が進むのかと思いきや、
はたまたタウンの企画開発の今度はケリーって言う人に連絡して、フランクと我が家の間に立っている木が、どっちの家の土地に立っているのか、はたまたタウンオブバンフの所有地にたっているかの査定をして、もしも私有地内という事が判明したら、木を切って除去してくれる委託業者にお願いして、切ってもらう。
タウンの土地だったら、予算の関係があるから、予算が動かせる時にタウンが切り倒しを手配。
自分の土地だった場合もここは国立公園内なので、住宅地で針葉樹を切り倒したら、かならず広葉樹を植えなくてはならないそうで、この木を買う、植えてもらう。っていう作業には意外とお金がかかるそうで、その補助金制度がタウンにあるそうで、それを申請。
またまた、予算が通ったら、補助金が支給される。。。
笑っちゃう事にバンフの町が始まって以来の状況なので、タウンの人も一件づつが、スタディーケースだそうで。。
家に戻りまたまた状況説明をそのケリーさんにメールしたら、8月の2週目まで、バケーション中~。っていうオートリプライ。
なんてのんきな町なんだ。
今年は山火事の心配が今のところは想定されてないけど、これって、私にとっては、サクサク短時間で片付けたい事案。
のん気な町とのん気な人々の中で、いつこの木たちは、無事ここから運ばれていくのでしょうか。
こういう大木は根も大きく張るそうで、家の基礎にダメージを与える可能性も示唆されてるらしいよ。ってあかりの友達のお母さんの一人に言ったら、『あら、そうかもしれないわね。。。』
同じこと消防署の担当者にも聞いてみたら、『あ、そういう話、聞いたことある。』ってコンピューターでググって、下水管に大きな木の根が入り込んで詰まってしまった写真みつけて、指さしながら、『こういう管の中に根が侵入してるか否かは、スコープで検査できるけど、根が管に接近して、危険な状態かどうか。っていうのは、調べる方法がない~。』
広大な自然の中で人々が優雅に生きている国カナダの、バンフという小さな町のとある場所、とある日の会話。でした。 (爆)
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