2011年12月23日金曜日

満中陰法要と、七七日。

2011年12月23日。金曜日。

朝から天気予報は、この冬最も寒い朝。。。って報道しています。

気温は、最低気温が4度。最高気温が8度。といったところで、カナダの冬の数字とは、比べ物にならないくらいあったかいのですが、何が寒いって、朝、起きたときの家の中の気温が、7度とか、8度とか、ほぼ外気温状態! そのため、家の中の、暖房カバーエリアと、ノンカバーエリアでの、温度差が、きっついです。。。

電車に乗ると、座席に暖房が入っていて、コートを着ていると、あっという間に、汗かきそうなくらい、おしりから、ぽかぽかしてきちゃう。。でも、電車から降りたら、北風。。

夜、お風呂であったまった後に、コタツに入っちゃったりしたら、もう、汗がいつまでも止まらない。。
家の中の、暖房なしエリアに、避難して、涼んでいます。。

日本の人は、こういう気候に、たぶん鍛えられていて、慣れているんだろうけど、私の体は、冬なのに、あっちこっちで、汗かいちゃって、コートを着たり、脱いだり、ばたばた。。です。

**********

そんな今日。。。。

母が準備を始め、二人で、準備を完了して向かえた、(って、言っても私のお手伝いした部分は、ほんの微々たるもんだけど。。) 父の納骨が、厳かに滞りなく、行われ、無事終了しました。

父のお骨が、永眠することになった、
長延寺。。。

朝の、11時から、厳かに、法要が行われました。私の両親は、『浄土真宗』の、親鸞聖人の教えに習った、宗派なのだそうで、今日は、初めて、浄土真宗のお話を、住職さんが、読経の後に、してくださいました。。キリスト教の、神父さまのお話と同じような響きで、心にこだますお話でした。

私は、仏教も、宗派にも、無頓着、無勉強でしたが、また、ひとつ先人の叡智を学んだ時間でした。

仏教では、無くなった日、命日から数えて、7日目を初七日、14日目を、二七日、21日目を、三七日。。。。と、7日ごと、7週目までを数え、7週目が、七七日。 宗派によっては、このすべてに、法要を行うんだそうですが、なぜか。。というと、宗派によっては、この49日間を、中陰と呼び、魂が、天国に行くのか、地獄に行くのか。。というような、沙汰を受ける時間とされ、生前の行いがよろしくなかった人は、死後、7日ごとに、法要をすることで、霊界で行かれる段階があがると信じられていたためとか。

7週目を終えることを、満中陰とよび、その供養の後は、魂は、仏となる。 したがって、香典袋には、49日までは、霊前、そして、49日以後は、仏前。。。と書く。。というのが一般的なんだそうだ。

ただ、浄土真宗の教えの中には、この沙汰を受ける、中陰という期間が無く、すべての信者は、命日を持って、仏になれる。。という信仰のため、どの供養のときでも、仏前と呼べ、そして、49日の、正式名称 七七日供養をいつ行ってもかまわない。。ということ。 

そして、仏教の本来の教えには、喪中、忌中という考えはなく、喪や、忌に、服さねばならない期間というのが、もともとあったわけではないこと。 ただ、世間の一般常識的発想で、喪は、50日、忌は、13ヶ月。。という説と、喪は、30日、忌は、150日。。などなどの説が、世間体として、横行している。。ということ。

私たちは、いつかすべて、仏のみこころの元に帰る日を迎えるので、先立った魂を尊敬の念をもって送ること。。。そして、長くとも、100日で、悲しみを、笑顔に切り替えて、前を見て生きて行くこと。。。などなど。

いいお話を頂きました。 かなり、浄土真宗固有の考えらしいのですが、私の心には、今日の教えは、とても、しっくりと響きました。


納骨の儀も、厳かでした。
南向き斜面で、日当たりと見晴らしが
素晴らしく良い、(階段が多いので、お参りは大変ですが。。)
お墓に、遺骨を納め、父の肉体は大地に眠り、
そして、魂は、天に、帰って行きました。

76年の人生、本当にお疲れ様でした。
安らかに、お休み下さい。

集まってくれた、親族と、お食事会。
これは、しきたりでは、生ものを使ったお食事をお出して、
『精進落とし』と、するのだそうです。

本日のご膳には、お刺身やら、てんぷらやら、おすしやら。。も あったのですが、

イセエビ。。が、本日のハイライト。で。し。た。

母方のおじ、おば(母の姉二人)、そして、妹家族4人。。がそろっての、
父の魂を送る、いい会。いい時間。でした。

7 件のコメント:

光 さんのコメント...

一つの区切りを一緒に出来て良かったね。
やっぱり最後は食い物の写真か、、(笑)。

ジョ~ さんのコメント...

これで一区切りですね、まだまだ先はあるのでしょうが・・・。
浄土真宗の話もなかなか興味深いですが、それよりも、成田で、周りから比べるとかなりの薄着なのに、さらにひとり汗だくになっていた自分を思い出して苦笑してしまいました・・・(笑)

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

一夜明けて、母と二人で、一段落。。。。。

クリスマスイブの今晩は、母と父が二人で良く行った。。と言う、地元の居酒屋に行こうかと計画中。。

ありったけの笑顔 さんのコメント...

本当に大切な日に合わせて帰国出来て良かったですね。元気に日本の時間ご家族の皆様と楽しんでくださいね!

匿名 さんのコメント...

とりあえず、一段落ですね。

私の実家も浄土真宗で、父は京都のお寺さんに眠ってますが、この宗派の僧達は長髪(いわゆる、頭を丸めていません)なのです。そして、なぜかいつもイケメンの若い僧がお経をあげて下さるのです。その上、声が良い。

京都に行くたびに、姉と娘達と密かにそのイケメンさんも拝んでしまいます。

なので、不謹慎ながら浄土真宗のお話があまり記憶に残っていない私です。

Fumiko さんのコメント...

↑↑↑↑↑↑
私です。

小粒 (こつぶ) さんのコメント...

ありったけさんへ。バンフをなんだか、遠く?そして懐かしく?感じてます。日本滞在後半戦、これからはちょっとお楽しみ続き。。。の様相を程して、来ました。です。ブログアップをのぞいてねぇ。

Fumiちゃんへ。晴れの日が続き、富士山が綺麗に見えたり、頂きが雲に包まれたり。。色んな姿を望んでいます。年末年始、ご家族健康で、良い時間を過ごしてね。。