2019年3月13日水曜日

幸せにリタイア。

2019年3月8日。金曜日。

この日は、バンフセンターHR (人事課)主催の、”Retire Happy" っていう名前のトレーニングセッションに参加。

Jim Yih っていうチャイニーズカナディアンが講師。
毎年センター主催でスタッフに開催されている講習会の中でも、ぴか一の人気の講習とか。

彼のサイトはこちらから。
リタイア ハッピー。

9時から4時半までのびっしり一日のセッション。

いや~、勉強になったし、知識増えたし、とてもためになる話が沢山聞けました。

本日勉強したり、考えさせられたりしたこと。

リタイアメントプランって言う名の計画の仕方及び展望は、女でも男でも、企業で働いていても、自営でも、出来るだけ早くから知っていた方が良い。

リタイアメントプランに『お金は必要』だけれども、それよりも、ライフスタイルや、どう生きて行きたいかという目標や、プランが大切。

あなたは、月いくら使って生きているか、いくらCPPに、支払っているか知ってますか?
いくらあれば、基本的最低限度の生活、いくらあれば、楽しみのある生活ができるか知っていますか?

源泉徴収、税の枠組み。

リタイアメント後の、生活資金の源 (月々の収入)は、大きく3つ。

企業や政府ペンションプラン(カナダ人の約40%の人がこの恩恵にあずかれているそうで、バンフセンターはその40%の一角をなしているので、ラッキー)、CPP (カナディアンペンションプラン)OAS (オールドエイジセキュリティー)

さらに、その時、『資産』をどれだけ持ちうるか。不動産、貯金、RRSP (リタイアメントセービングプラン)TFSP (タックスフリーセービングプラン)株、レンタルプロパティ―、そして生命保険。

そして、どれだけ『負債』を抱えているか、いないか。

それぞれの資金源の在り方、成り立ち、税率、計算フォーミュラー、色々学びました。

CPPは、1997年に、『破綻か!』っていうところまで、落ちたけど、その後、持ち直し、今ではしっかりそのファンドソースがあるそうで、18歳から、65歳までの間の39年間働いていたら、100%支給で、現時点での支給額は月一人当たり約$1150ドル弱。(Jimさんは、この額が減る事はこの先しばらくはないだろうってことで。)
総就労が39年に満たない場合は、その割合が就業年数によって決定される事。

子供を産んで育てていた時間は39年の計算から控除になる事、CPPは60歳から受給可能、住民(レジデンス)であれば、65歳から、OSA (Old Age Security)が、一人約600ドル追加される。

RRSP、TFSP のため方、お得な下ろし方、その理由などなど。

CPPは、遺族年金の側面もあり、夫婦だったら、伴侶がなくなったら、伴侶分がもらえる仕組み。(だから、独身より、伴侶持ちがお得だよ。って、話題も上がった。笑。)

そして、現在は、Working Retirement と言って、好きな事、仕事、社会に貢献できる形で、でも、時間数や労働量を減らして、働き続けるリタイアメントが一般的になって来ている事。タックスを規定通り支払っても、働くことで、総収入は必ず増えること。

リタイアしたら、『旅行したい!』っていう人が圧倒的に多いけど、実際に旅行できる日数や時間は、年間比較したら、リタイア前に旅行や遊びのために使う時間と統計的にはほとんど変わらないらしく、365日の内の40数日に特化してリタイアメント生活を描くのではなく、残りの325日をどう暮らし、生きるかを描くのが大切。っていう、地に足の着いたお話しで、学ばせてもらいました。

バンフセンターの企業年金は、実年齢プラス就業年数が『85』になるのが、マジックナンバー。そこまで行けば、プランの100%支給になる。

まだちょっぴり先の話だけど、実際もう射程距離5年以内。ほんのり、自分の老後?の姿を想像してみようか。っていう感覚が芽生え始めた。

一日中話を聞いていて、『あなたの周りに社会とまだまだ結びついていて、まだまだ 『Go 』状態で、明るく楽しくリタイアメント生活している理想的モデルな人がいますか?』

っていう質問に、我が母上の笑顔が一日中、脳裏に浮かんでいた私。

横浜の母が、私の理想の人。

母が、今日も笑顔で一日を過ごせていますように。って、日々思うわけでした。



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